2021 Fiscal Year Research-status Report
ドイツ「多世代の家」適用施設における多世代交流場面と空間構成に関する研究
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19K04755
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
宮原 真美子 佐賀大学, 理工学部, 准教授 (90726754)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 居場所 / 多世代交流 / 地域コミュニティ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、ドイツ連邦家庭・高齢者・・女性・青少年省による「多世代ハウス」プロジェクトに選定された施設のコモン空間を対象に、具体的な多世代の交流場面の実態を把握しすることを目的としていたが、コロナ禍で渡独が叶わなかったため、国内の"まちの居場所”を対象に、感染症流行下での運営方法と利用実態を把握する調査を実施した。 まちの居場所となる場の特性から、条件に当てはまる71施設を対象に、まちの居場所の感染症流行下での運営方法と利用実態の変化、行った感染症対策を把握するために、施設運営者へのアンケート調査、アンケートにてヒアリング調査の承諾を得た10施設に対して、オンラインでのヒアリング調査を行なった。オンライン調査から3施設を選定し、多世代の交流場面の実態の把握を行った。本調査では、コロナ禍という限定的な状況ではあったが、テレワークや休校により自宅周辺での居場所が求められており、コロナ以前に比べ、男性利用者など新たな利用者が見られた。今後、働き方の変化に合わせ地域の核の計画が重要になる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナのため渡独できず、応募時の予定の調査を実施することができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ感染症によるテレワーク推進により、地域で過ごす時間が増えた。そのため、申請対象の施設であるドイツ多世代の家のパブリックリビングの調査に加え、コミュニティを目的とした暮らしのコモンスペースの使われ方の変化の調査も実施を予定している。
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Causes of Carryover |
コロナにより渡独できず、旅費等の支出が予定より少なかったため。
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