2020 Fiscal Year Research-status Report
集約型都市構造に向けた地域拠点の実態と実現化のための計画技術に関する研究
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19K04786
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
野嶋 慎二 福井大学, 学術研究院工学系部門, 教授 (70303360)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 地域拠点 / 集約型都市構造 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.「3)拠点化する方法:長期的視野に立った実効性のある計画技術を明らかにする」に関しては、下記の研究を行った。 (1)「①公的施設が先導する拠点形成の方法」については、公民館とコミュニティセンターに着目し、これらを地域拠点を形成する中心施設の一つとして捉え、その設置状況と再編について分析した。人口3万-50万人の自治体へのアンケート調査から回答が得られた432都市を対象とし分析した結果、整備された公民館/コミセンの44.4%が多様な機能を複合化しており、機能の向上を図っているなどの結果が得られた。(2)地域拠点を、その立地と役割から①都市の中心拠点、②コミュニティの拠点、③中山間地における小さな拠点に3分類し、それぞれの拠点と形成方法の事先進例の抽出を行った(参考文献1)の編集作業として行った)。(3)地域拠点をつくる方法として、長期的スパンで刻々と変化する街の状況を読み取り、様々な主体の発意により空間的に広がりのある拠点を形成するプロセスプランニングの方法を明示した(参考文献2))。 2.「4)西欧の事例との比較により包括的に我が国との差異を明らかにする」に関しては、英国オックスフォード市のコンパクトシティとセンターの計画、および我が国の地域拠点との違いを明らかにした(参考文献3))。 参考文献:1)野嶋慎二・松浦健治郎・樋口秀編著「コンパクトシティの拠点づくり-魅力的な場をつくる都市計画とデザイン」学芸出版社(2020.10)、2)野嶋慎二・松浦健治郎・樋口秀「変化する時代に対応するプロセスプランニング」コンパクトシティの拠点づくり、学芸出版社、pp180-183(2020.10)、3)野嶋慎二「都市・地域における拠点とは何か」コンパクトシティの拠点づくり、学芸出版社、pp11-20(2020.10)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
20020年度は、コロナ禍において、県外移動が困難であり、全国の地域拠点あるいは海外の現地調査及び関係各所へのヒアリングなどができなかったため、研究計画は全般的に遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も新型コロナウィルスの影響もあり、自治体や地元にヒアリングが必要な研究は可能かどうか不明であるが、取得可能なデータの収集を先攻して進めていく。具体的には、 「2.地域拠点エリアの都市機能の集合形態の実態及びその価値と役割」における①地域拠点における都市機能の集合形態特性について、あるいは「3.拠点化する方法と計画技術①公的施設が先導する拠点形成の方法」における公的施設の集積状況の実態などである。
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Causes of Carryover |
昨年度、予定されていた海外調査及び国内調査を行うことができなかったため。今年度も新型コロナウィルスの影響で、出張旅費などの使用が減少する恐れがあるが、データベース作成など可能なデータの収集と整理に使用額を費やして行くつもりである
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Research Products
(2 results)