2021 Fiscal Year Research-status Report
近代都市景観のイマーシブドキュメンテーション:深層学習による要素推定と空間再現
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19K04810
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Research Institution | Shibaura Institute of Technology |
Principal Investigator |
篠崎 道彦 芝浦工業大学, 建築学部, 教授 (60241014)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 近代都市景観 / インドネシア / 機械学習 / Virtual Reality / Bandung |
Outline of Annual Research Achievements |
1. 近代都市景観画像データセットの拡充:継続的な探索収集と動画からの建築物を含む画像抽出により.ブラガ通りの近代都市景観画像150点,旧オランダ領東インドの近代都市景観画像約300点のデータデータセットに拡充した. 2. 機械学習を用いた近代都市景観高解像度カラー画像の生成:収集した写真,ドローイングの高解像度化と色彩推定を行った.高解像度化はTopaz社の商用ソフトを用いた実験の結果.近景かつ直線的な建築構成要素を含む画像について良好な結果が得られた.カラー画像生成については,Anwar(2022)らのレビューをもとに,Zhang(2016), Antic(2018)の方法を試した.さらに網掛け画像の逆変換をXia(2018)の方法によって試した.建築の壁面は概して低彩度であり,屋根,看板,さらに自動車,樹木など異なる種類の景観要素を含む画像については比較的良好な結果が得られた. 3. VRを用いてデザイン評価を行うシステムの検討:プロトタイプを作成し,国際会議で論文を発表した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染拡大による渡航制限のため,現地調査を必要とする研究計画が前年度に引き続き未達となった.
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間を1年間延長し,現地での被験者実験など一部の実施計画を状況に応じて見直した上で,研究計画調書記載の成果を得られるよう進める.
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Causes of Carryover |
研究計画に遅れが生じ,研究期間を1年延長したため.次年度使用額は,現時点で未達の研究計画実施(現地調査を含む)にあてる.
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Research Products
(1 results)