近代都市景観のイマーシブドキュメンテーション：深層学習による要素推定と空間再現

2023 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 19K04810
• Research Institution: Shibaura Institute of Technology
• Principal Investigator: 篠崎 道彦 芝浦工業大学, 建築学部, 教授 (60241014)
• Project Period (FY): 2019-04-01 – 2025-03-31
• Keywords: 近代都市景観 / インドネシア / 機械学習 / Virtual Reality / Bandung

Outline of Annual Research Achievements

1. 機械学習を用いた近代都市景観画像の高解像度化とカラー化：これまでに収集，整理したインドネシア・バンドン・ブラガ通りおよびジャカルタ，スラバヤ等の近代都市景観画像を対象に，ノイズ除去，高解像度化．カラー化の作業を進めた．カラー化については商用ソフトウェア，サービスの性能が向上してきたため，これらを試用し画質や着彩の出力結果を比較してツールを選定した．
2. 現地調査に基づく現況VRモデルの編集：新型コロナウィルス感染拡大の影響により延期していたブラガ通りの現地調査を研究協力者とともに実施した．実地調査，街路の連続画像をもとに2019年前後の街路景観を再現した現有のVRモデルからの建物ファサードの変化を抽出し，連続立面図への反映，3Dモデルの変更作業を進めた．

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

新型コロナウィルス感染拡大の影響による現地調査の遅延およびその間の対象地区の変化への対応が必要となったため．

Strategy for Future Research Activity

研究期間を再々延長しての最終年度であり，現地での被験者実験など一部の実施計画を見直した上で，研究計画調書記載の成果を得られるよう進める．

Causes of Carryover

研究計画に遅れが生じ，研究期間を再々延長したため．次年度使用額は，現時点で未達の研究計画実施にあてる．