2020 Fiscal Year Research-status Report
Extreme Value Prediction Method of Combined Load Response in a Ship Using KL Expansion Based Wave Representation and Reduced Order Model
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19K04865
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Research Institution | National Institute of Maritime, Port and Aviation Technology |
Principal Investigator |
高見 朋希 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, その他部局等, 研究員 (50586683)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大橋 訓英 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, その他部局等, 研究員 (10462871)
安藤 孝弘 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, その他部局等, 研究員 (30425756)
馬 沖 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, その他部局等, 研究員 (30773197)
飯島 一博 大阪大学, 工学研究科, 教授 (50302758)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 極値予測法 / 船体応答 / PSWF / FORM |
Outline of Annual Research Achievements |
構造信頼性理論であるFirst Order Reliability Method (FORM)による極値予測法をProlate Spheroidal Wave Functions(PSWF)を用いたKL展開ベースの波浪表現に適用する計算環境を整えている。今年度は、評価対象をメモリ時間の長い船体ロール運動として、本手法の適用限界を調べた。メモリ時間の長い応答にはKL展開ベースの波浪表現の時間制限による適用限界があったが、KL展開波を外挿することで多少の改善が見込まれた。ただし、改善はわずかであり、他のアプローチの必要性も強調された。一方で、新たなアプローチとして、応答の初期値を調整することによる効率的なKL展開波の適用について調査した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
KL展開波の極値予測への適用には時間制限があるため、当初予定していなかった船体ロール運動へ適用範囲を広げて本手法の検証を行っている。ただし、縦曲げモーメントへの適用によって、応答極値が短い時間の波浪にのみ影響される場合にはKL展開波が汎用性があることがわかっている。現在はKL展開波を適用するための新しいアプローチに取り組んでいることから、当初の計画以上の進展と思われる。
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Strategy for Future Research Activity |
応答の初期値を調整することによる効率的なKL展開波の適用について手法を確立する。現在までのところ極値評価対象は波浪荷重による縦曲げモーメントまたはロール運動単体であるが、今後は例えば風荷重などを含んだ複合荷重への適用を模索する予定。
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Causes of Carryover |
留学のため1年間研究を中断していたため、研究計画にずれが生じて次年度使用額が発生した。来年度は国際会議への発表と計算環境の整備を中心として使用する。
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Research Products
(2 results)