2021 Fiscal Year Research-status Report
ラテックスナノ粒子を補強粒子かつ細胞分化の増強因子に用いた新規軟骨組織の創成
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19K05701
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Research Institution | Toyota Technological Institute |
Principal Investigator |
岡本 正巳 豊田工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 特任准教授 (60288553)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 軟骨細胞集塊 / ラテックス / 3次元培養 / マイクロインデンテーション / 弾性率 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)ラテックスが導入された新しい軟骨組織の弾性率の評価 ラテックスが導入された新奇軟骨組織の弾性率と吸着力をPBS中で原子間力顕微鏡により、マイクロインデンテーション法にて測定した。1.0 ミクロン四方の弾性率分布マップを構築して、ラテックス導入効果の弾性率への寄与効果とラテックスの位置分布依存性を確認した。組織の弾性率と吸着力の解析には、Johnson-Kendal-Roberts 2点法を用いる。そして、生体軟骨組織の硬さ(10 kPa程度)の2-5倍の範囲で補強効果を発現するに必要なラテックス濃度を決定しこれによって、弾性率に変化をもたせた軟骨組織を創成する指針を得ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
幹細胞を用いてインビトロ(生体外)培養にて軟骨組織の発生過程において、軟骨分化誘導を促進させながら、天然の軟骨細胞外マトリックス組成物を模倣し、同様の力学的特性を特徴とする優れた硝子軟骨組織を創成することがで可能となったから。
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Strategy for Future Research Activity |
低酸素環境下における軟骨細胞分化誘導効果の評価
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Causes of Carryover |
コロナ禍のために多くの国際学会が中止となり、成果発表の機会を失った。 次年度に予算を使用する計画である。
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