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2020 Fiscal Year Research-status Report

地表根を発達させるダイズのメカニズムとその有用性

Research Project

Project/Area Number 19K05998
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

安彦 友美  九州大学, 農学研究院, 助教 (00743882)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2023-03-31
Keywords湿害 / ダイズ / 動的マイクロぺドロジー / 地表根
Outline of Annual Research Achievements

日本におけるダイズの約8割は水田転換畑で栽培されている。湿害が起こりうる湛水下でのダイズの根の発達を農業現場に近づけて土耕条件で評価できる実験系を構築した。この系により、湛水(湛水還元化)土壌条件における根の発達程度を指標として視覚化および定量化することができている。複数品種を評価したところ、嫌気耐性品種と嫌気感受性品種とで明らかに差が観察され、今後解析が進展すると考えられる。湿害検定圃場試験では、設計および基盤整備から取り組み、かつ、水位を調節できる圃場の設計と土層構築を施工業者と取り組んだ。その過程で、湛水条件下での動的水位を調査した結果、 特に地表水の停滞および地下水位の高さが湿害につながることが考えられた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

やや遅れているが、今年度成果公表が可能である。

Strategy for Future Research Activity

1)嫌気耐性品種と嫌気感受性品種との違いについて遺伝学的な研究を進める。
2)地表根の意義を解明できるよう、異なる環境条件下でその役割を問うアプローチを行う。
3)実際の農業現場で起こりうる反応を湿害検定圃場で実証する。

Causes of Carryover

育児休暇および移転事業のため費用が必要な実験が次年度に回ったため

URL: 

Published: 2021-12-27  

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