2023 Fiscal Year Annual Research Report
Development of strategic diversifying agricultural management / agriculture-commerce-industry cooperation model using improved the simulator to be Linked Agriculture, Secondary, and Tertiary Sectors
Project/Area Number |
19K06266
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Research Institution | National Agriculture and Food Research Organization |
Principal Investigator |
大西 千絵 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 九州沖縄農業研究センター, 上級研究員 (60466638)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森嶋 輝也 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 九州沖縄農業研究センター, グループ長 (30391486) [Withdrawn]
加藤 弘祐 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 本部, 研究員 (70825322)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 6次産業化 / 付加価値 / 6次産業化シミュレーターLASTS |
Outline of Annual Research Achievements |
付加価値をバリューチェーン由来の部分とブランド力由来の部分とで捉え、それらの付加価値を同時に分析可能にするために、熊本県阿蘇市のブランド牛乳を使った6次産業化について、6次産業化シミュレーターLASTSで分析を行った。その結果、加工原料のブランド力が高いことにより、販売段階の付加価値が多少低くても高い宣伝効果が得られることを明らかにした。本結果については、近日中に論文投稿の予定である。 また、フランス・プロバンス地方、ラングドックルーション地方、ボルドーのワイナリー(自社のブドウのみを利用したワイナリーに限定)調査を実施し、ワインのブランド力と加工(6次産業化)を原料のワイン用ブドウ(有機か否かなど)、地名のブランド力、土地・畑の格付け、醸造家、加工過程での付加価値の変遷等の視点から整理した。 さらに、これらの結果から、iOS用アプリ「6次産業化評価アプリ LASTS For Farmers」を開発した。このアプリは、スマートフォン上で、簡単な入力で6次産業化開発商品の付加価値を数値化しうるものである。6次産業化に取り組む農家による利用を想定したものであり、付加価値をもとに開発商品の価格設定や価格見直しを図るために用いることができる。これまでの研究で、必ずしもブランド力の高い原料であるからといって高い付加価値が生じているとは限らないため、本アプリを使って開発商品の付加価値を計測することが重要である。本アプリは、近日中に公開する予定である。
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