2020 Fiscal Year Research-status Report
Prediction algorithm of operation abnormality for automatic trouble avoidance system of electric tractor
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19K06319
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
上加 裕子 愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (00527103)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松井 正実 宇都宮大学, 農学部, 教授 (10603425)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 電気トラクタ / コンバイン / 消費電力 / 負荷変動 / 異常検知 |
Outline of Annual Research Achievements |
農業機械の電動化によって、低振動・低騒音化による快適性の向上が期待されるが、操縦者や周囲で作業する人たちが異常や危険状態を認識しにくくなる新たな課題が上がる。さらには、農業機械の自動化やロボット化が進む中で、人の判断を必要としない、機械が状況を判断しトラブルの予測や回避をする技術開発が必要である。 2020年度は、前年度構築した後輪1輪モデルを2WDモデルに展開し、傾斜走行、旋回時のシミュレーションを行い、2019年度の実験結果と比較検証を行った。また、傾斜路面での転倒事故を再現するモデル構築を目指し、重心変化による傾斜走行のタイヤ回転数と電流のシミュレーションを実施した。 コロナ禍で学外圃場での走行実験が予定通りに実施できなかったため異常検知用データを収集するため、一部計画を変更し、コンバインの風選別部における流入量及び風量の影響、刈取部における作物量の影響について屋内実験を実施し異常検知用データを収集した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2020年度は,走行ユニットを使った走行実験を予定していたが、コロナ禍で学外圃場での実験が予定通り実施できず、一部計画を変更し屋内で実施可能なコンバインの風選別部と刈取部での負荷変動に伴う消費電力測定を実施した。 その結果、刈取部における成果を農業食料工学会誌へ投稿し、掲載決定となった。 また、走行ユニットにおいてはシミュレーションモデルを構築し、2019年度の実験結果と一致する解析結果を得ることができた。さらにシミュレーションにおける傾斜や旋回の数値実験を実施し、転倒などの異常時の消費電力が再現できた. 以上より、一部計画変更はあったものの、おおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度に取得したコンバインの異常時データや2020年に実施できなかった走行ユニットの走行試験データを蓄積し、異常検知手法を確立させる。
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Research Products
(2 results)