2020 Fiscal Year Research-status Report
Engineering urothelium-covered bio-tube using in vivo tissue architecture for reconstruction of feline ureter
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19K06398
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
藤田 淳 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (00554487)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
都築 圭子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (30364251)
中山 泰秀 大分大学, 医学部, 客員研究員 (50250262)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 生体内組織形成術 / 尿管 / 尿路上皮 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、コロナ禍の影響もあり、実験動物を用いた研究が十分行えなかったが、膀胱粘膜上皮細胞の培養と膀胱内へのバイオチューブ留置を試みた。膀胱粘膜上皮細胞は既報に準じて酵素処理した細胞を得て行ったが、増殖能力に乏しく、実験材料として十分な細胞数まで増殖させることが困難であった。一方、膀胱内腔へのバイオチューブ留置による移行上皮細胞付きバイオチューブの作製を試みた結果、ラット膀胱内へのバイオチューブ設置は内腔の広さの制限が厳しく、手技的に困難であった。バイオチューブをごく短いものを留置しておこなったが、バイオチューブへの粘膜上皮の接着は達成が困難であった。 一方、計画を一部変更して、長距離のバイオチューブにより尿管を全置換可能かを検討するため、長距離のラットバイオチューブの作製を行い、問題なく作製可能であった。今後、移植を行い、どの程度尿管を再建可能かを検討する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍のため、研究に参加している大学院生が休学となり、とくに動物実験に関しては進捗をえるのが困難となってしまった。
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Strategy for Future Research Activity |
研究体制の立て直しを図り、引き続き尿路上皮培養系の確立、尿路上皮付きバイオチューブ作製を検討していく。また、今年度着想した長距離バイオチューブの移植効果についても併せて検討する予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ禍の影響もあり、研究の進捗が遅れてしまったため。
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Research Products
(1 results)