2023 Fiscal Year Research-status Report
Engineering urothelium-covered bio-tube using in vivo tissue architecture for reconstruction of feline ureter
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19K06398
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
藤田 淳 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (00554487)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
都築 圭子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (30364251)
中山 泰秀 大分大学, 医学部, 客員研究員 (50250262)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 生体内組織形成術 / 尿管 / 尿路上皮細胞 / BioTube |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、バイオチューブを膀胱内に留置し、バイオチューブ表面を尿路上皮細胞にて被覆させる実験を試みた。その結果、ラットの膀胱内腔が予想より狭く、バイオチューブを膀胱壁に留置させることが困難であることが明らかとなった。今後、バイオチューブの形状を変更(渦巻型)するなどの工夫が必要である。また、膀胱粘膜から膀胱粘膜上皮細胞を採取し、コラーゲンコートディッシュ上に播種して拡大培養を試みた。その結果、上皮増殖因子(EGF)を添加することで、上皮の増殖を観察できたが、増殖維持や継代は困難であったため、粘膜上皮付きバイオチューブの作製に用いる数の細胞を得るためには、今後、成長因子の改変や濃度の調整が必要である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
培養を実施している施設の設備上の不具合のため、培養実験を中断する時期があった。また、培養を必要としない膀胱内へのバイオチューブ留置については、ラット膀胱内腔が想定より小さく、方法の改善が必要となった。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、尿路上皮の培養を再度試み、尿路上皮つきバイオチューブを作成し、移植まで行う予定である。現状は、鋳型の改良による渦巻き状のバイオチューブを作成して膀胱に移設する方法を検討している。
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Causes of Carryover |
尿路上皮つきバイオチューブの作成において、予想通りの結果が得られず、移植実験に進むことができておらず、尿路上皮つきバイオチューブの作成方法を見直し、再度研究を行う必要が生じたため。また、培養室の設備不具体による実験の中断もあったため。
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