2020 Fiscal Year Research-status Report
Exploring new molecular to depression vulnerability formation in striatum
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19K07190
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
宇野 恭介 摂南大学, 薬学部, 講師 (30608774)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高崎 一朗 富山大学, 学術研究部工学系, 准教授 (00397176)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 社会的敗北ストレス / 線条体 / AAV |
Outline of Annual Research Achievements |
社会的敗北ストレスの曝露を行いストレス感受性マウス、ストレス抵抗性マウス、コントロールマウスの3群を得た。これらのマウスより線条体を摘出し、次世代シーケンサーのライブラリーを調整した。次世代シーケンサーは外部委託により行った。得られたシーケンス結果より10種類ほどのストレス脆弱性因子を抽出した。得られた遺伝子をパスウェイ解析を行うことにより、最も影響のありそうな遺伝子Xを一つ決定した。次にこの遺伝子Xをクローニングし、GFP付随のベクターに組み換えたのち、該当遺伝子のアデノ随伴ウイルスを作成した。作成したウイルスを初代培養神経細胞に感染させ、GFPの発光を検出した。現在作成したAAVをマウスの線条体に注入し、その影響を検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍の影響により、プラスチック機器の確保や、共同実験者である学生の登校不可等により計画に遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
ゲノム編集によるノックダウンにまだ着手できていないため早急にAAVを作成する。現在動物でのAAVの発現確認中であるので、確認され次第社会的敗北ストレスの暴露および、閾値以下のストレス曝露を行いたい。
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Causes of Carryover |
コロナ禍により、プラスチック消耗品の納入困難や実験の遅れ、また学会の参加がオンラインになったことがあげられる。遅れていたゲノム編集の試薬や、プラスチック製品の供給も通常に戻ってきたためそれらに充てる。
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Research Products
(7 results)