2021 Fiscal Year Research-status Report
ゲノム薬理学を応用した国際共同臨床研究推進のための基盤構築
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19K07218
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| Research Institution | Osaka University |
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Principal Investigator |
前田 真貴子 大阪大学, 薬学研究科, 准教授 (70461168)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤尾 慈 大阪大学, 薬学研究科, 教授 (20359839)
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| Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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| Keywords | 国際共同研究 / 循環器系疾患 / 民族差 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本事業において、心不全患者に用いられるβ遮断薬投与量の日米間比較及びワルファリン投与量予測式に関する国際間比較を行うための基盤構築を目的として、β遮断薬については、カリフォルニア大学と国際共同臨床研究を推進した。
ワルファリン投与量予測式研究については、対象患者の患者ケアの状況によって薬剤に与える影響が異なることより、現在は、国内患者を対象として、患者情報収集及び精査を昨年に続き行っている。
共同臨床研究（後方視的観察研究）において最も困難な点は、各施設の患者データの質及びデータの抽出方法次第で、単純に比較することが不可能となる場合があり、相互のデータを定期的に研究者が相互確認し、データ抽出条件及びデータの質の管理等、十分なデータマネージメントを行った上で、実現及び継続可能性を踏まえたプロトコルの軽微な修正等を加えながら研究を進め、データをまとめてきた。2021年度も2020年度に引き続き、相互の施設を訪問しながらデータ及び解析状況を確認することはできなかったが、Web会議を実施しながら進めてきた。Face-to-Faceの打合せの場合、相互にデータの確認をしながらディスカッションができる等の理由から、研究を進める上では容易な部分もあり、Webだけの打合せでは迅速に明確にできない問題があり、国際共同臨床研究推進の上で不便な点が多かった。
コロナ禍ではあったが、解析に足るデータをまとめてこれた点は大きな成果の一つと考える。現在は、最終データ等を相互の施設において補足すべきデータを確認中である。
また、国内のワルファリン投与量予測式研究については、現段階のデータを用いて解析を実施し、成果の公表準備を行っているまた、ワルファリン投与量予測管理にについては、実臨床の応用を進めるための基盤研究を実施した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍における活動制限による影響で、2020年度は、カルテ調査等は学内でしか作業ができなかったことよりデータ収集作業が中断したことより、後のデータ解析に至るまでの
時間を要したこと、2021年度も引き続き、海外渡航が制限されていたことより、共同研究先とのFace-to-Faceの打合せ等ができなかったことより、相互のデータ確認作業、収集作業に遅れを生じた。
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| Strategy for Future Research Activity |
引き続き各施設において研究を継続しており、定期的なTeleconferenceを続け、国際学会での発表等の成果報告に向け相互に準備中である。
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| Causes of Carryover |
コロナ禍における活動制限による影響で、2020年度は、カルテ調査等は学内でしか作業ができなかったことよりデータ収集作業が中断せざる負えず、その後のデータ解析に至るまでに時間を要したこと、2021年度も引き続き、海外渡航が制限されていたことより、共同研究先とのFace-to-Faceの打合せ等ができなかったことより、旅費等を予定通り使用することは不可能であった。現在は、相互のデータ確認作業、収集作業の遅れを取り戻しつつ、成果報告に向けて準備している。
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