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2020 Fiscal Year Research-status Report

細胞診検体を用いてmiRNAとlncRNAを標的とする胆管癌の診断モデルの構築

Research Project

Project/Area Number 19K07415
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

有廣 光司  広島大学, 病院(医), 教授 (70232064)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 城間 紀之  広島大学, 病院(医), 助教 (30634927) [Withdrawn]
織田 麻琴  広島大学, 病院(医), 歯科診療医 (50814331) [Withdrawn]
内畠 由加里  広島大学, 病院(医), 臨床検査技師 (60816338)
鈴木 賢一  基礎生物学研究所, 新規モデル生物開発センター, 特任准教授 (90363043)
石田 克成  広島大学, 病院診療支援部, 副部門長 (80769894)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Keywords胆管癌 / miR-182 / 胆管癌培養細胞株 / HuCCT1 / miR-182 inhibitor / 細胞移動能 / 細胞浸潤能
Outline of Annual Research Achievements

【はじめに】The Cancer Genome Atlas(TCGA)データベースでは、胆管癌においてmiR-182の発現が正常胆管組織と比較し有意に高いことが、公開されている。しかし胆管癌におけるmiR-182の機能は未だ明らかにされていない。そこで2020年度には治療標的や診断マーカーになりうるmiR-182の理解を深めるため、胆管癌におけるmiR-182の機能解析を行った。
【対象と方法】miR-182発現をRT-qPCRにより解析すると、胆管癌培養細胞株(HuCCT1、HuH28、TFK-1)では正常胆管由来培養細胞株(MMNK-1)と比較しmiR-182の発現量が有意に高かった。細胞増殖アッセイでは、negative control miRNA inhibitorを導入したHuCCT1細胞と比較してmiR-182 inhibitorを導入したHuCCT1細胞では細胞増殖能が有意に低下した。創傷治癒アッセイと細胞浸潤アッセイでは、miR-182 inhibitorはHuCCT1細胞の細胞移動能あるいは細胞浸潤能に影響を与えなかった。オンラインデータベースTarBase v8.0を用いて胆管癌におけるmiR-182の標的mRNAを探索した。その結果、細胞分裂の周期を妨げるp27のmRNAがmiR-182の標的候補であることが示された。Real-Time逆転写PCR 法とウエスタンブロット解析によると、miR-182 inhibitorを導入したHuCCT1細胞では、negative control miRNA inhibitorを導入したHuCCT1細胞よりもそれぞれp27 mRNAの発現が有意に増加し、p27蛋白は発現が抑制された。【考察】胆管癌においてmiR-182はp27 mRNAに結合しp27の発現を抑制することで、細胞増殖を促進していることがわかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

各研究分担者がそれぞれの役割を果たしていると思われるから。

Strategy for Future Research Activity

データが揃ったので論文として早急に上梓する。

Causes of Carryover

追加実験のための試薬を購入する。
学会発表及び論文として上梓するための投稿料として使用する。
追加実験が必要となると想定したため。

URL: 

Published: 2021-12-27  

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