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2021 Fiscal Year Research-status Report

CUX1、miR-145の両ハプロ不全によるクローン性進化獲得機序の解明と制御

Research Project

Project/Area Number 19K07637
Research InstitutionUniversity of Fukui

Principal Investigator

細野 奈穂子  福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 講師 (50509312)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2023-03-31
KeywordsCUX1 / TGF-B / miR-145 / DNA修復障害
Outline of Annual Research Achievements

骨髄系悪性腫瘍において、5番および7番染色体長腕の(部分)欠失は、複雑核異常を伴い予後が最も不良の染色体異常である。本研究では7番染色体上の高頻度欠
失領域7q22に位置するDNA修復遺伝子CUX1と、5番染色体上の高頻度欠失領域5q32に位置するmiR-145のハプロ不全によるTGF-β活性化によるDNA修復機構の異常が
誘導されると推測される。
今年度はDNA修復遺伝子CUX1とTGF-β活性化によるDNA修復機構の異常に伴う殺細胞性抗がん薬による細胞死の誘導における、p53の関与を検討する予定であったが、研究そのものがCOVID-19pandemicの影響(effortの減少、試薬など消耗品の供給不足)により実施できていない状況であった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

COVID-19 pandemicにより、基礎研究に費やすeffortが大幅に減少したこと、研究試薬、プラスチック製の実験器具、PPEなどの資材の購入が困難となり、納期が
大幅に遅れたことなど、申請時には予想できなかった研究環境の変化によるものである

Strategy for Future Research Activity

研究の進捗に遅れをきたしているが、現時点で、理論的に背景に相反する結果などは認めておらず、当初の研究計画を進めていく。またTGF-B阻害薬を用いた低悪性度MDSを対象とした臨床研究に関しても、本仮説と合致する良好な結果が得られており、今年度に得られたp53の関与に関する新知見に関して、p53活性剤などを用いて追加検討を行う。

Causes of Carryover

COVID-19のpandemicによる、effortの著減により、実験そのものが実施困難な状況であった。さらに、実験室の移転もあり、試薬類の購入、実験器具の納期の大幅な遅れなども実験の進捗に影響を与えた。現在、移転作業は終了し、実験器具もそろいつつあり、次年度の予定していた研究計画をすすめていく。

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Published: 2022-12-28  

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