2022 Fiscal Year Research-status Report
過敏性腸症候群に対する認知行動療法のランダム化比較試験と治療効果の神経基盤の解明
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19K07882
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Research Institution | National Center of Neurology and Psychiatry |
Principal Investigator |
船場 美佐子 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 行動医学研究部, 科研費研究員 (80807082)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安藤 哲也 国際医療福祉大学, 国際医療福祉大学成田病院, 教授 (50311428)
河西 ひとみ 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 行動医学研究部, 科研費研究員 (90807067)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 過敏性腸症候群 / 認知行動療法 / 内部感覚曝露 / ランダム化比較試験 / 治療効果 / 神経基盤 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本において心理社会的治療法の発展途上にある難治性過敏性腸症候群(IBS)領域において、「ビデオ教材を併用したCBT-IE(内部感覚曝露を用いた認知行動療法プログラム)」を開発した。本研究では、ランダム化比較試験を実施し、「ビデオ教材を併用したCBT-IE」の有効性を検証する。また、治療前後の脳MRI画像を評価することにより、IBSの客観的な診断・治療マーカーを特定し、難治化の予測、治療適応の判定に活用することを目指す。 研究体制に関して、2022年度はこれまでの共同研究機関(東京大学、東北大学、国立国際医療研究センター病院、国立国際医療研究センター国府台病院、国立精神・神経医療研究センター)に加え、国際医療福祉大学成田病院でも研究を開始し、全施設で計34例のIBS患者より研究参加への同意を取得した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
対面で実施する研究であるため、COVID-19パンデミックに伴い、症例登録数を増やすことが困難となりデータ収集が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
参加者リクルートを継続し、データを収集する。データが集まり次第解析を実施し、論文にて結果を公表する予定である。
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Causes of Carryover |
COVID-19パンデミックの影響で参加者が集まりにくく、当初予定していた資料印刷代や負担軽減費用の支出がなかったため、次年度使用額が生じた。今後は症例登録数を増やし、研究を実施する。なお、データ収集が終わり次第、解析を行い、論文にて結果を公表する予定である。
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Research Products
(4 results)