2023 Fiscal Year Annual Research Report
Evaluation of arteriosclerosis by immature platelet fraction
Project/Area Number |
19K07889
|
Research Institution | Tenri University |
Principal Investigator |
上岡 樹生 天理大学, 医療学部, 研究員 (00274374)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今村 潤 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 講師 (30232614)
森本 徳仁 高知学園大学, 健康科学部, 教授 (60398055)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 動脈硬化 / 幼若血小板分画 |
Outline of Annual Research Achievements |
高知大学医学部附属病院検査部生理検査システムから2008年から2017年の期間中、頸動脈エコー施行例から幼若血小板分画検査(IPF)を行っている症例を抽出し、血小板の増減を来す疾患、IPF高値が報告されている疾患(糖尿病・敗血症など)や抗血小板薬投薬歴を持つ患者を除外したものを対象とした。この抽出で得られた動脈硬化によるプラークを有する40例を疾患群とし、プラークを有さない32例をコントロール群とし、Mann-Whitney検定により身体所見、血液検査、生化学検査、血圧脈波検査等の項目について比較を行った。年齢(歳)、身長(cm)、体重(kg)、収縮期血圧(mmHg)、拡張期血圧(mmHg)、ABI、CAVI、RBC(104/μL)、WBC(103/μL)、PLT(104/μL)、IPF(%)、PDW(fL)、MPV(fL)、P-LCR(%)、TP(g/dL)、GLU(mg/dL)、GLB(g/dL)、ALB(g/dL)、CRE(mg/dL)、UN(mg/dL)、UA(mg/dL)、CPR(mg/dL)、TG(mg/dL)、LDL/HDL、Na(mmol/L)、K(mmol/L)、Cl(mmol/L)、Ca(mg/dL)について解析を行った結果、年齢、GLB、収縮期血圧、ALB、血圧脈波、CRE、IPF、UN、PDW、UA、MPV、Ca、P-LCRに有意差を認めた。血小板数には有意差は認めなかったものの、その指数は顕著な差を認めており、血小板の数には変化がなくても幼若な網血小板が増えることによる大きい血小板の割合の増加が示唆され、仮説を裏付ける結果が得られた。
|