2023 Fiscal Year Research-status Report
Trial of combined use of Kampo medicine for pneumococcal vaccine therapy-Proposal of a new treatment aiming at enhancement of antibody titer
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19K07893
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
南 正明 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (70418739)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牧野 利明 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 教授 (80326561)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 漢方薬 |
Outline of Annual Research Achievements |
漢方薬・補中益気湯を前日から経口投与したマウスに肺炎球菌ワクチン(PCV-13)を皮内投与した。その後補中益気湯をワクチン投与後8日間投与し続けて、安楽死させた後に無菌的に血液と脾臓を採取した。血液から血清を分離して、ELISA法で肺炎球菌ワクチン抗体価を測定した。又脾臓から脾臓細胞を分離して、肺炎球菌ワクチンで24時間刺激した後に、脾臓細胞のトリチウムーチミジン取込能をRI法で、脾臓細胞の培養上清のIL-2とIL-4値をELISA法で測定した。その結果、肺炎球菌ワクチン投与のみのマウスでは、血清のワクチン抗体価が上昇した。補中益気湯を併用投与したマウスでも、血清のワクチン抗体価の抑制はなかった。肺炎球菌ワクチン単独投与と補中益気湯投与の間では、脾臓細胞を使用したトリチウムーチミジン取込能や、脾臓細胞の培養上清中のIL-2やIL-4でも、有意差は認められなかった。この結果より補中益気湯は脾臓細胞のT細胞を介しての免疫反応を抑制することはないことは明らかになった。日本では23価の肺炎球菌ワクチン(PPSV23)もあり、これはT細胞が関与しない作用機序のため、このワクチンで同様の研究をする予定だった。しかし、2020年初めから中国から始まった新型コロナウイルス感染症の世界的大流行により、大学の研究施設の使用制限の時期もあり、一時的にかなり研究の遅れがあった。それでも現在はかなり研究環境も改善傾向にあり、予定されていた研究の進行中であるが、当初の予定からの遅延は回復できていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
現在T細胞が関与しない作用機序の23価の肺炎球菌ワクチン(PPSV23)の検討中であるが、まとまった結果が出ていない状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、23価の肺炎球菌ワクチン(PPSV23)の研究を実施して、まとめる方向で調整していく予定である。
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Causes of Carryover |
現在T細胞が関与しない作用機序の23価の肺炎球菌ワクチン(PPSV23)の検討中であるが、まとまった結果が出ていない状況であり。引き続き、23価の肺炎球菌ワクチン(PPSV23)の研究を実施して、まとめる方向で調整していく予定である。
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