2022 Fiscal Year Research-status Report
呼吸器悪性腫瘍における血管新生阻害治療の低侵襲な効果予測法を確立をめざす研究
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19K07910
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
森瀬 昌宏 名古屋大学, 医学系研究科, 講師 (00612756)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安藤 昌彦 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院教授 (10322736)
菊地 良介 岐阜大学, 医学部附属病院, 臨床検査技師長 (30721435)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | VEGF-A / 血管新生阻害剤 |
Outline of Annual Research Achievements |
非小細胞肺癌の症例に関して、患者背景、標準治療であるプラチナ併用療法+免疫チェックポイント阻害剤の症例集積を行った。2021年度までに集積した臨床データとVolumetryにより測定される腫瘍volumeについて、腫瘍から産生されるVEGF-A量の相関が存在する可能性を想定しており、volume softwareを用いた腫瘍量とVEGFA発現との相関について解析をまとめる予定である。
血管新生促進型VEGF-A165a/抑制型VEGF-A165b産生能のheterogeneity評価として進行肺癌症例におけるVEGFA165a/VEGF-A165bバランスを血漿Total VEGF-A, VEGF-A165bを同時に評価する方法で解析が完了し、解析の結果、個々の症例ごとにVEGF-A165a/VEGF-A165bバランスにはheterogeneityが存在することが確認された。現在、進行肺癌において血管新生阻害剤は、初回治療、二次治療両者で実用化されている。特に、免疫療法と血管新生阻害剤の併用療法の有効性が注目されており、今後、これらの治療をうける患者に対するVEGF-A165a/VEGF-A165bバランス評価による血管新生阻害剤の効果予測が臨床的に重要となる。データ解析による血管新生阻害剤の効果予測に関わる検討に関しては、AIを用いた解析を加える環境整備を完了てきたため、AIによる解析も加えて結果をまとめていく計画とする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19感染拡大の影響があって、進捗がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
近年、データ解析にAIを用いる手法が導入されつつあるが、本研究に関連して、Real World Data studyとして、血管新生阻害剤治療を受けた症例を含む大規模データの収集を完了して、AIによる解析を用いて、血管新生阻害剤併用、非併用いずれかの治療をうけた症例に関するAIによる予後予測手法の確立もめざしていく方針である。現状進捗しているVEGF-A165a/VEGF-A165bバランスによる効果予測手法と併せて、研究目的を達成するための解析を進める予定である。
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Causes of Carryover |
COVID-19の感染拡大の影響で、症例集積の計画がやや遅れたため翌年分助成金を請求した。
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Research Products
(4 results)