2020 Fiscal Year Research-status Report
Evaluation of risk factor under oxidative stress in aging by EPR imaging
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19K07920
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Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
江本 美穂 北海道医療大学, 医療技術学部, 講師 (10578735)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | aging / 酸化ストレス / EPRイメージング / ナイトロオキサイド化合物 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、酸化ストレスという観点から老齢マウスと若齢マウスとの間にどのような共通点や差異があるのか?という問いを立て、酸化ストレス研究で蓄積してきた基礎データを元に、電子常磁性共鳴(electron paramagnetic resonance : EPR)イメージング法を用い酸化ストレスの観点から、老化により脳内ではどのような変化が起きたのかを明らかにする画像指標(risk factor map)を打ち立てる事を目的としている。 研究目的を達成するためrisk factor mapのベースとなる酸化ストレス画像の種類を増やすため、今年度は、昨年度使用したレドックス感受性イメージングプローブの、3-methoxycarbonyl 2,2,5,5-tetramethylpirrolidine Noxyl(MCP),4-hydroxy-2,2,6,6-tetramethylpiperidine-N-oxyl(Tempol), 2,2,6,6-tetramethylpiperidone-N-oxyl(Tempone)以外にも2,2,6,6-Tetramethylpiperidin-1-yl)oxyl (Tempo)を活用したEPRイメージングにも着手した。また、若齢マウスと高齢マウスで脳内酸化ストレス状態が異なるどうか画像による検討の他、in vitroによるアスコルビン酸やGSHなどの酸化ストレスマーカーに関するデータ取得に取りかかることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度は in vivoであるEPRイメージング法によるデータとin vitroによる酸化ストレスマーカーのデータ取得を計画しており、in vivoでもin vitroでも両方のデータを取得し始める事ができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
現在使用しているレドックス感受性イメージングプローブ以外のナイトロオキサイド化合物を追加することや各月齢のマウスのn数を増やしてデータを安定させ、現状で得られているデータを確かなものにする事を実行していく。また、in vitroの測定する項目を増やしデータを蓄積することで目標としているrisk factor imagingを完成へ近づける。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの影響に予定していた学会参加ができず、旅費の支出が「0」であったため。
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