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2020 Fiscal Year Research-status Report

microRNA-6126によるHBV増殖抑制機構の解明

Research Project

Project/Area Number 19K07941
Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

藤田 浩二  香川大学, 医学部附属病院, 助教 (50749421)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
KeywordsB型肝炎
Outline of Annual Research Achievements

当初の計画に従い、miR-6126により発現の変化するmRNAを探索すべく、トランスクリプトーム解析を行った.具体的には、NTCPをトランスジェニックした肝細胞株であるHepG2-NTCPにmiR-6126またはNegative controlをリポフェクタミン法でトランスフェクションし、mRNAを抽出した.抽出したmRNAからcDNAライブラリーを作成し、次世代型シークエンサーでトランクリプトーム解析を行った.その結果,発現レベルの有意に変動する29遺伝子を同定した.miRNAの予測標的遺伝子がこの29遺伝子の中に含まれているかどうか、オンラインのデータベース (miRDB) で確認し.その結果,この29遺伝子には,miR-6126の予測標的遺伝子は含まれていなかった.すなわち、当該遺伝子のmRNAの5'末には、miR-6126が結合しうる相補的な配列は無い、ということであった.また、他のデータベースにて、miR-6126がmRNAのexon領域に結合できるかどうか、他のデータベース (Target Scan) で確認したが、やはりmiR-6126が結合しうる領域は、当該遺伝子のmRNAのexon領域には存在しなかった.そのため、miR-6126による29遺伝子の発現の変化は、miR-6126が当該遺伝子のmRNAに直接結合するのではなく、他の因子を媒介して当該遺伝子のmRNAの発現レベルを調節するものと考えられた.今回のトランスクリプトーム解析においては、20000種類を超える遺伝子について発現の変化を網羅的に解析しており、本解析を以てしても同定できない因子については、本研究で同定することは困難であると判断した.ルシフェラーゼレポーターアッセイによる、miR-6126と当該29遺伝子との結合性の確認については省略することとした.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初の計画に従い、トランスクリプトーム解析を終了した.結果として、miR-6126の予測標的遺伝子は抽出されなかったので、ルシフェラーゼレポーターアッセイによるmiR-6126と標的遺伝子のmRNAとの結合性の確認については省略した.

Strategy for Future Research Activity

論文化する.

Causes of Carryover

次年度使用額411円は,論文の校正及び出版費用に充てる.

  • Research Products

    (1 results)

All 2020

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] miR-6126によるHBV-DNA増殖抑制効果の検討2020

    • Author(s)
      藤田 浩二
    • Organizer
      第106回日本消化器病学会総会

URL: 

Published: 2021-12-27  

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