2021 Fiscal Year Research-status Report
筋萎縮性側索硬化症の早期診断における感度特異度の高い電気生理学的診断基準の作成
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19K07966
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
園生 雅弘 帝京大学, 医学部, 教授 (40231386)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 筋萎縮性側索硬化症 / 針筋電図 / 反復神経刺激試験 / 診断基準 / 徒手筋力テスト / 遠隔電場電位 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度においては、前年度に引き続き後ろ向き研究を推進した。1) 僧帽筋の反復神経刺激試験や針筋電図を取り入れたALSの新たな診断基準を提唱する主論文については、論文を完成し、2つの雑誌のrejectを経て、現在3つ目の雑誌に投稿中である。また、関連研究として、2) ALSの選択的筋障害の特徴として新たに見出したarm sparing、weak shulderの2つの徴候についての論文が、Muscle and Nerve誌に採択された。この他にも以下のような関連研究を遂行中である。3) ALS mimicとして重要な封入体筋炎(IBM)をALSと鑑別するための新たな徴候についての研究、4) ALSに特徴的な安静時活動である線維束自発電位を他の安静時活動と鑑別するための、発火リズム解析についての研究、5) ALSを含む器質性麻痺と、機能性神経障害(ヒステリー)による機能性麻痺との鑑別に役立つ新たな陽性徴候についての研究、6) しばしば感覚障害を欠いて、ALSと紛らわしい臨床像を呈することがある腰部脊柱管狭窄症の潜在性の感覚伝導路病変を、体性感覚誘発電位によって検出する研究、7) 治験の効果判定などに用いることのできる、ALS進行のsurrogate markerとしての複合筋活動電位の遠隔電場電位の有用性・再現性についての研究 これらの研究について、学会発表、論文執筆のための英文校正、論文投稿料などに補助金を使用している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍のため他施設への倫理申請依頼が滞っていたが、2020年度にこれをすべて完了できた。これによってデータを確定し、複数の論文を執筆して、採択、投稿中、執筆中などとそれぞれ順調に進捗している。
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Strategy for Future Research Activity |
現在投稿中の論文の採択を目指し、そのほかの関連研究の論文執筆、学会発表などを進める。
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Causes of Carryover |
コロナのため、発表予定であった多くの学会、とりわけ国際学会が中止、ないしweb開催となり、旅費、学会登録費などが使用できなかった。2022年度の諸種学会に参加し、さらに多くの論文投稿を行って研究費を使用することを目指す。
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Research Products
(7 results)