2020 Fiscal Year Research-status Report
拒食症からの回復過程の脳分子メカニズムの解明:PETとMRIの統合的解析
Project/Area Number |
19K08014
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
横倉 正倫 浜松医科大学, 医学部, 助教 (00529399)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾内 康臣 浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 教授 (40436978)
桑原 斉 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (50456117)
山末 英典 浜松医科大学, 医学部, 教授 (80436493)
和久田 智靖 浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (80444355)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 神経性やせ症 / PET / 活性化ミクログリア / GABA / fMRI |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では神経性やせ症患者(Anorexia Nervosa: AN)に対してPositron Emission Tomography (PET)検査とMRI検査(resting-state functional MRIとMRS) を行って症状改善と予後との関連を検討する。今年度はMRS検査がバージョンアップしたことで、今までよりも精度の高いデータが得られるようになった。しかしコロナ禍のために被験者募集が滞ってしまっており、今後は感染対策を十分に行いながら被験者が安心して研究に参加できる環境を整えながら被験者募集に重点をおいて研究遂行を行っていく。 一方で、今回の研究体制を整備する過程で、第43回日本神経科学大会において筆頭発表者としてPET研究に関するポスター発表を行い、国内外の研究者に現在の研究の進捗状況を公表し、今後の研究推進のためのアイデアを得るようにした。更に筆頭著者としてPET研究に関する論文を国際学術誌(Mol Psychiatry:査読付き)から成果発表することができ、研究内容を公に広めることが出来た。 今後は感染対策に重点を置きながら被験者募集とデータ収集を進めて研究遂行を行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
MRS検査のバージョンアップが済んだが、コロナ禍のため被験者募集が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ禍のため被験者募集が遅れているが、感染対策を十分に行いながら研究を進めていく。
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Causes of Carryover |
本来の当該年度に被験者募集が始まる予定だったが、コロナ禍のために当該年度に被験者募集が滞ってしまったため、次年度使用額が生じてしまった。この使用額を併せることで次年度の被験者募集を円滑に進める予定である。
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