2021 Fiscal Year Research-status Report
dynamic state analysis in induced-microglial cells from delirium population and non-delirium population
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19K08022
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
村川 徹 (平地徹) 佐賀大学, 医学部, 助教 (00813049)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
門司 晃 佐賀大学, 医学部, 教授 (00294942)
阪本 雄一郎 佐賀大学, 医学部, 教授 (20366678)
溝口 義人 佐賀大学, 医学部, 准教授 (60467892)
扇谷 昌宏 旭川医科大学, 医学部, 講師 (60636455)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | せん妄 / ミクログリア |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年においては、症例が集まらない為に、倫理委員会の変更申請を行い、整形外科病棟におけるせん妄患者においても研究参加が可能となるよう、また多施設研究に変更申請し、定常脳波解析とプロテオミクス解析を九州大学に依頼し、承認された。また、得られた細胞サンプルのMicroarray解析が可能であるかを確認し、RNA抽出に関しても手法を変更し、委託施設において電気泳動によりRNAの質を確認、保管し、まとめて検体をMicroarrayまで行うというLINEを確立した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
検体サンプルの培養、解析手法までは順調に進んでいるが、集まった5症例においてもせん妄前後でのサンプルをとれたものは3例であり、そのうち2例のRNA抽出に失敗してしまったために、改めて抽出方法を変更、確立した。現在はせん妄症例となりうる患者が集まらないことが課題であり、積極的に募集していく。
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Strategy for Future Research Activity |
症例を増やしていくことが現在の目的であり、そのためには患者に対してQUOカードを謝礼として支払うことも視野に入れている。適宜細かく倫理委員会に変更を申請していく。
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Causes of Carryover |
同研究室の他プロジェクトにおいて新規購入した機材を、そのまま継続使用することが出来ており、2021年に関しては研究費の支出が少なかった。しかし、他のプロジェクトも含めてこれからMicroarray解析、最大36症例程度で200万円程度の外部委託が決まっており、解析に使用する予定である。
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