2021 Fiscal Year Research-status Report
Eye-hand coordination and prediction in patients with psychiatric disorders
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19K08072
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Research Institution | National Institute for Physiological Sciences |
Principal Investigator |
東島 恵美子 (宍戸恵美子) 生理学研究所, システム脳科学研究領域, 特別協力研究員 (40723101)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | アイハンドコーディネーション / 精神疾患 / 視線計測 / 運動 / 注意 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)眼球運動の新規データ解析、これらのデータ解析手法を元に論文原稿執筆を行った。名古屋大学病院で測定した眼球運動の解析は、名古屋大学在職中に行ったものであるが、名古屋大学の共同研究者とともに論文執筆を行った。解析方法は新しいものであり、追従運動に関する新規解析アルゴリズムの作成を行い、一部の疾患患者において明瞭な違いを見つけた。こちらもまだ一般化できるかどうかはまだ未知であるが、幅広くいろいろな解析法を通じて疾患の病態解明に至る道すじをみつけたい。 (2)アイハンドコーディネーションの新規測定系を実地に移すために、名古屋大学医学系研究科精神医学分野のスタッフと検討を進めた。新しい装置を組み立てるために、メガネ型のウェアラブルアイトラッカーを用いて、データを取得した。画像解析を使った方法で、装置画面の空間位置関係を特定することを試みた。また、据え置き型のアイトラッカーの場合と同様に、視線とペン先の時系列解析を行い、予備的な結果を得た。 (3)上記の1,2について、名古屋大学と論文原稿を2報作成しており、現在、細部の修正を行ったり、図の修正、ディスカッション部分の内容を検討している。名古屋大学と打ち合わせを何回か設け、双方で原稿をやり取りしながら進めているところである。また、本研究のうち、1については、さらに臨床数を増やして後続の研究課題に応用できるかどうかを調査する必要があり、継続ための資料作成を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
(1)に関しては、共同研究で国際誌に論文を投稿し、アクセプトされた。(2)に関しては国際誌に投稿する原稿を名古屋大学と共同で作成中である。
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Strategy for Future Research Activity |
(2)について、2つの論文原稿の推敲、revise対応を名古屋大学と共同で進めていく。
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Causes of Carryover |
本研究は、現在、論文投稿の準備中であり、本年度の備品が必要でなくなったため、支出がなかった。また、コロナなどの影響により、学会出席もなく、出張費の支出がなかった。 次年度使用額については、2022年度において論文投稿のための諸経費や、学会出張に使用予定である。
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Research Products
(1 results)
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[Journal Article] Eye Movement Abnormalities in Major Depressive Disorder2021
Author(s)
Junichi Takahashi, Yoji Hirano, Kenichiro Miura, Kentaro Morita, Michiko Fujimoto, Hidenaga Yamamori, Yuka Yasuda, Noriko Kudo, Emiko Shishido, Kosuke Okazaki, Tomoko Shiino, Tomohiro Nakao, Kiyoto Kasai, Ryota Hashimoto and Toshiaki Onitsuka
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Journal Title
Frontiers Psychiatry
Volume: -
Pages: -
DOI
Peer Reviewed / Open Access