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2022 Fiscal Year Research-status Report

Eye-hand coordination and prediction in patients with psychiatric disorders

Research Project

Project/Area Number 19K08072
Research InstitutionNational Institute for Physiological Sciences

Principal Investigator

東島 恵美子 (宍戸恵美子)  生理学研究所, 脳機能計測・支援センター, 特別協力研究員 (40723101)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2024-03-31
Keywordsアイハンドコーディネーション / 眼球運動
Outline of Annual Research Achievements

本年度は、名古屋大学との共同研究において、論文2報を投稿した。一つ目は、ASD患者と健常被験者との間で、追従性眼球運動に違いがあるかを調べたもので、前者では異常値を示すものが有意に多いことを明らかにした。本研究では、追従運動の解析に時間的な違いと空間的な違いを別のファクターとしてそれぞれ計算し、最後にoutlier analysisをすることで異常値を導き出した。さらに、WAISの下位スコアと、追従性眼球運動の関係を知らべ、言語に関数能力と反比例することを統計的に明らかにした。本研究は、高機能ASD群を対象としているため、言語の発達によって運動の異常をカバーしているのかもしれない。これは高機能ASDの場合に限ったことなのかもしれない。

二つ目の論文では、手と目の動きに焦点を当て、生理学研究所にて測定した健常被験者のでデータを処理したもので、サッケード運動と、手の動きのスピードの関係を時系列で明らかにしたものである。時系列的な相関係数の変化を調べ、過半数の被験者で、未来の手のスピードをサッケード距離がコードしていることがわかった。ジャーク最小軌道というなめらかな軌道を計算によって求め、ターゲット軌道を作成して、ノイズが少なくなるような工夫をした。本研究の結果は、脳内でのアイハンドコーディネーションのモデルを構築するにあたって、手掛かりとなるものである。

ともに投稿中であり、コメントを待っている状態である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初研究計画通り研究を遂行し、論文の投稿を進められたため、順調に推移した。

Strategy for Future Research Activity

投稿論文の対応とともに、シュミレーション作成を行うことを予定している。

Causes of Carryover

今年度は、前年度までの成果の取りまとめによる2報の論文作成と投稿のみの活動であったが、名古屋大学の共同研究者が費用を負担したため、本研究課題からの負担がなかったため。

また、本年度は、シミュレーション作成の際のソフトウェア・ライセンス費用、学会参加費用に関して使用予定です。

URL: 

Published: 2023-12-25  

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