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2020 Fiscal Year Research-status Report

Standardization of image-guided brachytherapy for cervical cancer

Research Project

Project/Area Number 19K08103
Research InstitutionNational Institutes for Quantum and Radiological Science and Technology

Principal Investigator

若月 優  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, QST病院 治療診断部, 部長(定常) (40399449)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 加藤 眞吾  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (00370875)
小此木 範之  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 重粒子線治療研究部, 医長(定常) (00750572)
大野 達也  群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10344061)
大谷 侑輝  大阪大学, 医学系研究科, 招へい研究員 (70462215)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2023-03-31
Keywords子宮頸癌 / 画像誘導腔内照射 / HR-CTV / IR-CTV
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的はCTを用いた三次元画像誘導腔内照射の均てん化である。まず日本における現状の調査として、日本放射線腫瘍学研究機構(JROSG)婦人科グループと共同し、JASTRO認定施設に対して、臨床現場で行われている三次元画像誘導腔内照射(3D-IGBT)時の子宮体部並びに腟部への線量処方の実態を調査を行った。日本放射線腫瘍学会認定施設(全215施設)に対してwebでのアンケート調査を行った。調査項目はIGBTの実施の有無、線量処方の方法、子宮体部・腟壁浸潤症例に対する線量処方の方法等とした。
215施設中69施設から回答があった。アンケート調査の結果は67.6%の施設で3D-IGBTを施行しており、3D-IGBTを施行している施設の中で、CTのみ:60.9%、CTとMRIの両方:34.8%であった。子宮体部浸潤並びに腟壁浸潤に対する3D-IGBTの線量処方方法にはばらつきが大きい結果であった。子宮体部・腟壁浸潤は3D-IGBT時にCTでは病変の描述が困難であり、内診所見や治療前・腔内照射直前のMRIなどを参考に治療を行う必要があることが明らかとなった。
次に、現在用いられているHR-CTV輪郭作成のガイドラインの問題点を明らかにするためにJROSG婦人科グループに協力を得て、放射線腫瘍医29名により、CTおよびMRI画像を基にした輪郭作成の比較を行った。現在結果解析中であり、現状のHR-CTV輪郭作成のガイドラインの問題点を明らかにし、ガイドラインの修正・改定のための参考資料とすることにより、三次元画像誘導腔内照射の標準化を進めていくことを検討している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本研究課題の進捗として、まず明らかにするべきであった臨床現場で行われている三次元画像誘導腔内照射(3D-IGBT)時の子宮体部並びに腟部への線量処方の実態調査が行われ、三次元画像誘導腔内照射の均てん化のために必要な問題点が抽出された。さらに現状用いられているHR-CTV輪郭作成のガイドラインの問題点を明らかにするためのwebシステムを用いた輪郭比較の研究が、若干の遅れがあるものの予定通り進行しており、今後解析を待つ段階となっている。コロナ感染拡大の影響で議論の場が制限されるなど一部研究の遅れはあるもののおおむね順調に進行している。

Strategy for Future Research Activity

現在用いられているHR-CTV輪郭作成のガイドラインの問題点を明らかにするためにJROSG婦人科グループに協力を得て、放射線腫瘍医29名により、CTおよびMRI画像を基にした輪郭作成の比較を行い、現在結果解析中である。次のステップとして現状のHR-CTV輪郭作成のガイドラインの修正・改定のための議論を進めていく必要があるが、コロナ感染拡大のため議論の場が限られており、今後web会議システムなどを利用して進めていくことを検討している。また、今後『局所進行子宮頸癌に対する画像誘導小線源治療
に関する多施設共同前向き観察研究(UMIN 000016140)』の結果のサブ解析として、画像誘導小線源治療の発展・普及のために重要となる組織内照射併用腔内照射の適応判断に関する研究を進めていくことが予定されている。

Causes of Carryover

研究解析結果の解釈や今後の方向性などに関して、研究分担者や研究協力者及びこの分野の専門家を集めてDiscussionを行う場を設けて議論を行う方向で検討していたが、コロナ感染拡大のために予定を次年度以降に変更したため。

  • Research Products

    (2 results)

All 2021 2020

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] Dosimetric feasibility of computed tomography-based image-guided brachytherapy in locally advanced cervical cancer: a Japanese prospective multi-institutional study2021

    • Author(s)
      Otani Yuki、Ohno Tatsuya、Ando Ken、Murata Kazutoshi、Kato Shingo、Noda Shin-ei、Murofushi Keiko、Ushijima Hiroki、Yoshida Daisaku、Okonogi Noriyuki、Isohashi Fumiaki、Wakatsuki Masaru、Nakano Takashi
    • Journal Title

      Journal of Radiation Research

      Volume: rraa138 Pages: 1-9

    • DOI

      10.1093/jrr/rraa138

    • Peer Reviewed / Open Access
  • [Presentation] 子宮頸癌IGBTにおける子宮体部・腟側に対する線量評価に関するアンケート結果2020

    • Author(s)
      若月 優、安藤 謙 、大野達也
    • Organizer
      日本放射線腫瘍学会第33回学術大会

URL: 

Published: 2021-12-27  

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