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2020 Fiscal Year Research-status Report

Development of imaging technologies of metastatic lesions inside sentinel lymph nodes by visualizing of immune reactions

Research Project

Project/Area Number 19K08165
Research InstitutionNational Cancer Center Japan

Principal Investigator

藤井 博史  国立研究開発法人国立がん研究センター, 先端医療開発センター, 分野長 (80218982)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 北條 隆  国立研究開発法人国立がん研究センター, 東病院, 科長 (20286503) [Withdrawn]
大西 達也  国立研究開発法人国立がん研究センター, 東病院, 科長 (70445211)
藤井 誠志  横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (30314743)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Keywords乳癌 / センチネルリンパ節 / リンパ節転移
Outline of Annual Research Achievements

本研究課題では、センチネルリンパ節内の非癌部所見からセンチネルリンパ節の転移状態および予後を予測するためのin vivo画像診断技術の確立を目指すことを目的としており、非臨床研究と臨床研究の両面からアプローチした。
非臨床研究については、マウスの足底部に腫瘍細胞を移植し、同側膝窩リンパ節をセンチネルリンパ節とする動物モデルを用いて、in vivoイメージングの検討を進めた。前年に引き続き、リンパ行性転移を生じることを確認しているB16F10悪性黒色腫細胞を移植したC57/BL6マウス、tdTomato遺伝子を導入したEMT6細胞を移植したBALB/cマウスを用いて研究を進めた。腫瘍細胞を移植した側と同側の膝窩リンパ節のin vivoイメージングを行い、その後、病理組織学的所見と対比し、リリンパ節内の濾胞形成を観察したが、リンパ濾胞の明瞭な可視化を確認できなかった。
臨床研究に関しては、これまでに集積してあるセンチネルリンパ節生検を行った乳癌症例について検討を進めた。2000年1月から2019年12月までの20年間に、センチネルリンパ節生検を行い、センチネルリンパ節に転移を認めなかった症例(約3,000症例)を抽出し、経過観察中に再発を来した症例が、約200症例、存在することを確認した。局所再発症例などを除き、センチネルリンパ節内の病理組織学的所見(転移状態、リンパ濾胞の発現)と臨床経過についての検討するための、臨床研究(後ろ向き観察研究)の立案を進めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

非臨床研究に関しては、これまでに作成している2種類のリンパ節転移モデルについて、転移リンパ節内の非癌部でのリンパ濾胞の発達を組織学的には確認している。しかし、これをin vivoイメージングで評価する方法については、MRIおよびRIのいずれに関してもリンパ濾胞を他の非がん組織と明瞭に区別する方法について再現性のある方法が確立できていない。このため、引き続き検討を進めている。
また、臨床研究に関しては、検討対象となる症例について抽出し、研究計画の立案を進めている。

Strategy for Future Research Activity

非臨床研究については、利用しているリンパ節転移モデルについての検討を重ねていく予定である。RI検査に関しては、エネルギー分解能に優れたCdTe半導体検出器を利用した検討を進める。MRIについては、高磁場装置の更新を進めており、より高い信号雑音比の画像を使っての検討を進める。
臨床研究に関しては、2010年~2019年にかけてセンチネルリンパ節生検を行った乳癌症例を対象とした臨床研究を進める。

Causes of Carryover

非臨床研究に関しては、従前の研究で蓄積してある組織検体および画像データの解析を進めたが、新たな撮像法の検討に時間を要し、新たなセンチネルリンパ節転移モデルを使っての検討が捗らなかった。
臨床研究については、研究計画の立案を進めている段階で、実際の症例の収集を進め、解析する段階に到達しなかった。

  • Research Products

    (2 results)

All 2020

All Presentation (1 results) (of which Invited: 1 results) Book (1 results)

  • [Presentation] 内分泌・血液・リンパ系・炎症の核医学検査2020

    • Author(s)
      藤井博史
    • Organizer
      第20回日本核医学会春季大会
    • Invited
  • [Book] Applications of FDG PET in Oncology2020

    • Author(s)
      Hirofumi Fujii, Hiroyuki Nakamura, Seiei Yasuda
    • Total Pages
      147
    • Publisher
      Springer
    • ISBN
      978-981-15-8423-7

URL: 

Published: 2021-12-27  

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