2022 Fiscal Year Research-status Report
多様な放射線照射法による生体に対する放射線影響の予測および評価法の検討
Project/Area Number |
19K08212
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Research Institution | Hiroshima International University |
Principal Investigator |
羽根田 清文 広島国際大学, 保健医療学部, 准教授 (30280192)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 放射線治療 / 粒子線 / モンテカルロシミュレーション / 細胞周期 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度まで実施してきたモンテカルロシミュレーションによる細胞核内構造モデルを用いた放射線影響を基に細胞レベルにおける障害発生・修復および組織レベルでの影響についての検討を実施した。 細胞核内モデルとして細胞周期による損傷・修復機構を組込んだモデルとし、障害発生モデルとすることにより生体影響の算出を試みた。 上記結果を実データと比較検討するべく、臨床施設への研究協力を模索したが新型コロナによる外部機関との協調が困難との結論となり、研究を延期した。 新型コロナの扱いが新たな局面に移行したため、治療施設との研究協力を現在検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
計算による基礎モデルに関しては、ほぼ予定通りの内容まで進行することが出来たが、新型コロナの影響にyり他医療機関との研究協力を実施することが出来ず、治療データとの比較による計算データの改善・変更などを行えておらず、それ以降の研究が実施出来ていない。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、延期により停滞している研究内容である細胞核内モデルとして細胞周期による損傷・修復機構を組込んだモデルとし、障害発生モデルとすることにより生体影響の算出と臨床データとの差異の検証、改善を行う予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスによる他医療機関との研究協力が中断した為、2022度に関連経費を使用しなかった。2022年度に延期した研究内容を2023年度に実施する予定であり、関連経費を使用予定である。
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