2020 Fiscal Year Research-status Report
発熱と脂肪織炎を特徴とする新規自己炎症性疾患の病態解明研究
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19K08252
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
齋藤 雅子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (00723892)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 脂肪織炎 / 自己炎症性疾患 |
Outline of Annual Research Achievements |
産休・育休取得に伴う中断期間:2019年8月16 〜 2021年9月30日
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
育児休暇により、研究の遂行が中断となったため。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの報告で、ASHED-Xが抗酸化作用に関係することが知られており、実際、ASHED患児においても酸化ストレスマーカ ーの一つであるMDA-LDLの 血中濃度が高いことが分かっている。そこでAshed-X欠損マウスを用い、酸化ストレス増大の一因となる運動負荷の実施前後に、血清・唾液・尿中のMDA-LDLを含 む多種の酸化ストレスマーカーを経時的に測定し抗酸化能を検討すると同時に、組織炎症の程度をフローサイトメーターや免疫組織染色等により確認し、マイクロアレイの結果とも合わせて病態との関連を明らかにしたい。 また、Cre-loxpシステムを用いた脂肪細胞特異的Ashed-X欠損マウスを作製し、 全身性Ashed-X欠損モデルで見られる表現系と比較検討することで、炎症の病態が再現されるか否かを検討し、組織炎症を引き起こす原因細胞を特定する予定である。
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Causes of Carryover |
理由:育児休暇により、研究計画が変更になったため。 使用計画:当初2019年度8月から2020年度9月に予定していた実験計画を、研究再開後の2021年度10月以降に変更する予定であり、それに基づいて使用する予定である。
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