2020 Fiscal Year Research-status Report
New therapy for neonatal resuscitation using hydrogen gas
Project/Area Number |
19K08253
|
Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
中村 信嗣 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (30437686)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安田 真之 香川大学, 医学部附属病院, 准教授 (00380155)
小谷野 耕佑 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (20437685)
三木 崇範 香川大学, 医学部, 教授 (30274294)
上野 正樹 香川大学, 医学部, 教授 (30322267)
日下 隆 香川大学, 医学部, 教授 (50274288)
太田 健一 香川大学, 医学部, 助教 (50403720)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 水素ガス / 新生児蘇生 / 脳血液量 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、新生仔豚4頭を用いて、6時間の水素ガス吸入を行った。心臓機能と脳循環との関係を調べるために、心臓超音波による心機能検査を低酸素負荷前から負荷後まで継続して行い、低酸素虚血が与える心機能への経時的影響及び水素ガス吸入による心機能回復効果について調べた。その結果、低酸素虚血負荷により左心機能よりも右心機能の低下が早期より起こり、その結果、静脈還流が減り、脳血液量が増加していることが考えられた。また、水素ガス吸入は、蘇生後の心機能回復に寄与している可能性が高いことがわかった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在、心臓機能と脳循環の関係から、水素ガス吸入の脳保護効果を調べ、良好な結果が得られている。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後は、頭数を増やし、研究を進めていくとともに、水素ガス吸入開始時間を遅らせて、その脳保護効果が同等かどうかを検証していく。
|
Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染の影響により、研究進行が中断を余儀なくされたため
|
Research Products
(8 results)
-
-
-
[Presentation] New strategy of the neuroprotection for neonatal hypoxic ischemic encephalopathy using hydrogen gas ventilation2020
Author(s)
Shinji Nakamura, Yinmon Htun, Yasuhiro Nakao, Tsutomu Mitsuie, Kosuke Koyano, Kenichi Ohta, Aya Morimoto, Takayuki Wakabayashi, Ikuko Kato, Sonoko Kondo, Saneyuki Yasuda, Takanori Miki, Masaki Ueno Takashi Kusaka
Organizer
The 14th International Conference on Complex Medical Engineering(CME2020)
Int'l Joint Research
-
-
-
[Presentation] 低酸素虚血負荷後の低体温療法による脳循環抑制と神経学的予後の関係2020
Author(s)
中村 信嗣, 神内 済, トゥン インモン, 中尾 泰浩, 小谷野 耕佑, 安田 真之, 中村 信, 光家 努, 山戸 聡史, 有岡 誠, 日下 隆
Organizer
第123回日本小児科学会学術集会
-
[Presentation] 水素ガス吸入による虚血再灌流時の脳循環酸素代謝変化への影響2020
Author(s)
中村 信嗣, トゥン インモン, 中尾 泰浩, 光家 努, 若林誉幸, 有岡 誠, 小谷野 耕佑, 安田 真之, 中村 信, 山戸 聡史, 日下 隆.
Organizer
第123回日本小児科学会学術集会
-