2023 Fiscal Year Research-status Report
小児特発性ネフローゼ症候群におけるSMPDL-3bの意義の解明
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19K08338
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
渡邊 祥二郎 愛媛大学, 医学系研究科, 講師 (80597196)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 完 弘前大学, 教育学部, 教授 (50271820)
今泉 忠淳 弘前大学, 医学研究科, 教授 (90232602)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 小児特発性ネフローゼ症候群 / SMPDL3b / ポドサイト / リツキシマブ / TLR3 / Raftlin / 脂質ラフト / 細胞骨格 |
Outline of Annual Research Achievements |
当科実験室にて培養podocyteの保存を行なっている。当科に異動後、実験に供するための患者血清、尿、腎生検検体などを継続して集積している。また日本小児腎臓病学会、日本腎臓学会などに積極的に参加し、他施設の研究者とdiscussionを行い学術的な検討を重ねている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2021年4月に弘前大学小児科より愛媛大学小児科に異動後、腎臓グループのラボ立ち上げに時間を要していること。また当科腎臓グループでは代表研究者一人で臨床業務(外来、病棟)を行っており、腎臓だけでなくクローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患、クリオピリン関連周期熱症候群などの自己炎症疾患、全身性エリテマトーデスなどの膠原病についても大学病院として県内の重症患者に対応しているため、研究業務へ割ける時間が極端に減ったため、実験継続に時間を要している。しかし、貴重な臨床検体の集積は進み、継続の準備は整いつつある。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は腎生検検体におけるSMPDL3bの発現を、ネフローゼ以外の患者においても解析し、全身性エリテマトーデスなどの自己免疫疾患における意義と対比させる予定である。またpodocyteにも内在するインフラマソーム(NLRP3)とSMPDL3bとの関連を示唆する報告などSMPDL3bに関する新しい知見がでてきており、今後特にNLRP3を介するpodocyteの自然免疫機構、IL1βやIL18分泌能とSMPDL3bとの関連を愛媛大学の基礎講座と協力して解析を進めるべく準備中である。
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Causes of Carryover |
細胞保存、検体保存、情報収集を鋭意行なっているが、実費はほぼかかっていないため。
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