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2019 Fiscal Year Research-status Report

In vivo imaging of DVT formation and organization to understand DVT pathogenesis

Research Project

Project/Area Number 19K08516
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

原 哲也  神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (70547504)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Keywords深部静脈血栓
Outline of Annual Research Achievements

1.新規生体血栓イメージングの確立
麻酔下にマウスの下腿を皮膚切開し、大腿静脈を露出する。 外科的に静脈のみを部分結紮し、血流うっ滞を形成させ、蛍光顕微鏡下に観察する。蛍光顕微鏡での励起光の照射下に10-20秒程度観察するとリアルタイムで血栓形成を観察できることが前実験的に明らかとなった。形成される血栓は既存モデルと比較してヒトDVTと類似した特徴(形態、好発部位、赤白色血栓など)が多い。既存モデルのような腸間膜動静脈や精巣動静脈と異なり、大腿静脈(ヒトDVTが実際に起こる大型の静脈)でDVTの性質を併せ持つ血栓が形成される、世界初のモデルである。

2. 静脈血栓形成から器質化の時空間的制御機構の可視化
蛍光標識した抗好中球抗体や抗血小板抗体、フィブリンをマウスに経静脈投与することによって、生体下に血栓形成時の好中球や血小板などの動態を経時的に可視化できる。さらに市販されているMMPsense等によって炎症イメージング、各種蛍光標識抗体(抗セレクチン抗体など)で分子レベルのイメージングが可能である。すなわち、血管内皮の接着因子や各種血球と炎症反応の時空間的制御機構を同時にマルチカラーイメージングで明らかにできる。白血球と血小板は各種抗体以外にもローダミン6Gを用いて安価に蛍光イメージングが可能であることを明らかにできた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究計画1-3のうち、すでに1をクリアして、既に計画2が進行中である。

Strategy for Future Research Activity

現在はコロナ体制下で研究科活動が停止しているが、研究活動が再開可能となれば、計画どおりに研究を進めていく。

Causes of Carryover

年度末のコロナ体制に伴う研究活動の停止によって、研究計画がすすまなくなった。

URL: 

Published: 2021-01-27  

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