2021 Fiscal Year Annual Research Report
TOLLIPによる蛋白凝集体の分解除去(アグリファジー)とIPF
Project/Area Number |
19K08666
|
Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
金子 由美 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (50646669)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒屋 潤 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (90468679)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | IPF / TOLLIP / アグリゾーム / アグリファジー |
Outline of Annual Research Achievements |
TOLLIPはTLRシグナル制御に関わるだけでなく、蛋白凝集体(アグリゾーム)選択的オートファジー(アグリファジー)においても重要な役割を果たしている。不十分なオートファジーはIPF病態に関与することから、TOLLIP発現低下が喫煙などのストレス時の蛋白凝集体蓄積を介して細胞運命を規定し、IPF病態に関与する可能性を考えた。免疫組織染色の結果、IPF肺の気道上皮ではTOLLIP発現が低下していた。分離気道上皮細胞を用いた検討では、TOLLIPのノックダウンは喫煙による細胞死、蛋白凝集体蓄積を促進した。TOLLIP低下によるアグリゾーム蓄積、細胞死亢進がIPF病態に関連する可能性がある。
|