2021 Fiscal Year Annual Research Report
A pathophysiological significance of a novel angiogenesis factor in diabetic kidney disease and chronic kidney disease
Project/Area Number |
19K08730
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
金岡 知彦 横浜市立大学, 附属病院, 助教 (70551258)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
涌井 広道 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (10587330)
田村 功一 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (40285143)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 血管新生因子 / 慢性腎臓病 / 糖尿病 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では糖尿病性腎症モデルマウスの腎におけるmRNA発現トランスクリプトーム解析で明らかになった新規血管新生・増殖系因子、ロイシンリッチα2 糖蛋白質1(LRG1)について、糖尿病モデル動物、腎障害モデル動物、LRG1ノックアウトマウス、およびヒト組織・尿・血液検体などを用いて、糖尿病性腎臓病を含む慢性腎臓病(CKD)の発症・進展における機能的意義、腎疾患の診断・予後予測マーカーとしての可能性、さらにはLRG1に着目した新規分子標的治療法の開発に向けた検討を行った。 腎におけるLRG1の発現分布に関し、腎糸球体内皮細胞、糸球体上皮細胞、および尿細管上皮細胞での発現を明らかにした。糖尿病モデル動物であるdb/dbマウスの腎臓ではLRG1発現が対照正常マウスと比較して増加していることを明らかにした.さらに、LRG1は糖尿病性腎症のみならず、マウス加齢性腎線維化モデルおよびマウス5/6腎摘CKDモデルによりその発現が増加することを明らかにした。LRG1ノックアウトマウスの作製に成功し、各種腎障害モデルをもちいて、腎臓病におけるLRG1の機能的意義の解明を進めた。 また、冠動脈疾患を有する糖尿病患者300名の血清におけるLRG1と臨床指標との関連性に関する臨床研究をスタートした。
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[Journal Article] Aristolochic Acid Induces Renal Fibrosis and Senescence in Mice2021
Author(s)
Urate Shingo、Wakui Hiromichi、Azushima Kengo、Yamaji Takahiro、Suzuki Toru、Abe Eriko、Tanaka Shohei、Taguchi Shinya、Tsukamoto Shunichiro、Kinguchi Sho、Uneda Kazushi、Kanaoka Tomohiko、Atobe Yoshitoshi、Funakoshi Kengo、Yamashita Akio、Tamura Kouichi
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Journal Title
International Journal of Molecular Sciences
Volume: 22
Pages: 12432~12432
DOI
Peer Reviewed / Open Access