2023 Fiscal Year Annual Research Report
骨髄異形成症候群における無効造血環境形成の血球動態に基づく基礎的検討
Project/Area Number |
19K08820
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
色摩 弥生 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (40291562)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 優子 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (60305357)
池添 隆之 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (80294833)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 骨髄異形成症候群 / 好中球 / 遊走能 / homing |
Outline of Annual Research Achievements |
骨髄異形成症候群(MDS)患者の骨髄過形成と成熟好中球のhomingとの関係を明らかにするために、健常人とMDS患者から得た骨髄液クロット標本を用いて、申請者らがMDS患者血球での発現減少を証明した遊走能制御蛋白(DOCK8、FGD4、Rac1)、好中球の成熟度の指標となる蛋白とそれに結合する分子、及び血球及びNicheを形成する子に対する免疫染色を行い、発現量の差を比較した。しかしいずれの分子にも、MDSと健常人の間に検出可能な発現量の差、発現分布の差は認められなかった。
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