2021 Fiscal Year Annual Research Report
肝糖新生におけるType2 Innate Lymphoid Cellの役割の解明
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19K08972
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
藤本 真徳 千葉大学, 医学部附属病院, 特任助教 (60835081)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 知明 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (50447299)
永野 秀和 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任講師 (60788876)
横山 真隆 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (20514871)
橋本 直子 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任助教 (10724875)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ILC2 / IL33 / GATA3 / 血糖 / 肝糖新生 |
Outline of Annual Research Achievements |
新規免疫細胞である2型自然リンパ球(ILC2)は脂肪組織において白色脂肪を褐色化させることが報告され、さらに近年では筋肉における糖代謝、運動持続性などへの寄与も示唆されており、ILC2の糖代謝へのよい作用が注目されている。申請者は、これまでにマウスより肝臓特異的なILC2の同定/単離に成功し、肝臓ILC2がIL-13を介して強力な糖新生抑制作用を発揮することや、肝臓ILC2から分泌されるIL-13がヒト肝細胞においても直接糖新生を抑制することを見出した。本研究では、肝臓ILC2/IL-13による糖代謝制御機構を解明するために、シグナル依存的GATA3転写複合体機能のメカニズムを明らかにすることを目的として研究をすすめてきた。本年度は前年度までの研究で確立したsingle cell RNA-seqの実験系のデータを用いて、様々な解析手法で細胞の性質を検討し、それを踏まえたChIP-PCR、IP-WBなどによるvalidationを行った。これにより、網羅的解析からみえた候補が実際に機能的に重要であることを明らかになった。ILC2もhepatocyteも一様な集団ではなく、細胞ごとに性質が異なる多様な集団であり、single cell RNA-seqにより得られる知見の有用性を実感した。また、相互作用解析から肝臓ILC2の糖新生抑制作用について特定の肝細胞集団とILC2集団との相互作用を見出し、それがXXX signalを介することを見出し、それをin vitroの機能解析により実証できた。 現在、本研究の集大成を投稿論文としてまとめており、これまで見出したコンセプトの妥当性を裏付けるデータがさらに蓄積され、より信頼性の高い成果を報告できると考えている。
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Research Products
(15 results)
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[Presentation] 集学的治療により長期間Stable Diseaseを維持するstage IV副腎皮質癌の一例2021
Author(s)
岡野公亮, 瀧由樹, 五十嵐活志, 類家裕太郎, 内藤久美子, 石渡一樹, 河野聡美, 石田晶子, 藤本真徳, 鈴木佐和子, 小出尚史, 田中知明, 横手幸太郎
Organizer
第25回日本心血管内分泌代謝学会
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[Presentation] 免疫チェックポイント阻害剤(ICI)による副腎不全(irAE)とステロイドの影響の鑑別に対する考察2021
Author(s)
黒田裕太, 瀧由樹, 五十嵐活志, 類家裕太郎, 内藤久美子, 石渡一樹, 河野聡美, 石田晶子, 熊谷仁, 藤本真徳, 鈴木佐和子, 小出尚史, 小野啓, 田中知明, 横手幸太郎
Organizer
第25回日本心血管内分泌代謝学会
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[Presentation] グルココルチコイドによるポジティブフィードバックが示唆された周期性異所性ACTH症候群疑いの一例2021
Author(s)
佐藤啓太, 五十嵐活志, 瀧由樹, 類家裕太郎, 石渡一樹, 内藤久美子, 河野聡美, 石田晶子, 藤本真徳, 鈴木佐和子, 小出尚史, 田中知明, 横手幸太郎
Organizer
第25回日本心血管内分泌代謝学会
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[Presentation] PA患者の診断における生理食塩水負荷2時間値の有用性の検討2021
Author(s)
黒田裕太, 瀧 由樹, 五十嵐活志, 類家裕太郎, 内藤久美子, 石渡一樹, 河野聡美, 石田晶子, 藤本真徳, 永野秀和, 鈴木佐和子, 小出尚史, 小野 啓, 田中知明, 横手幸太郎
Organizer
第31回臨床内分泌代謝Update
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[Presentation] Damaged intestinal stem cells are restored exclusively by daughter crypt cells that require ASCL2 and respond to Interleukin-112021
Author(s)
村田和貴, 藤本真徳, 高 躍, 宮 英博, 松田達磨, Zhahara Siti, 河野聡美, 宮本康基, 中山 哲俊, 横山真隆, 田中知
Organizer
第39回内分泌代謝学サマーセミナー
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[Presentation] 当科でのエサキセレノン使用例87例の導入前後の臨床的特徴の後ろ向き検討血圧Responder 13例、Non-Responder 19例の比較と併せて2021
Author(s)
藤本真徳, 五十嵐活志, 類家裕太郎, 内藤久美子, 石渡一樹, 河野聡美, 石田晶子, 出口ハンナ, 鈴木佐和子, 小出尚史, 小野 啓, 田中知明, 横手
Organizer
第94回日本内分泌学会学術総会
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[Presentation] 下垂体病変を伴う血管内大細胞型B細胞性リンパ腫の特徴とその病態2021
Author(s)
内藤久美子, 鈴木佐和子, 五十嵐活志, 類家裕太郎, 石渡一樹, 石田晶子, 出口ハンナ, 藤本真徳, 小出尚史, 堀口健太郎, 池田純一郎, 田中知明, 横手 幸太郎
Organizer
第94回日本内分泌学会学術総会
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