2021 Fiscal Year Annual Research Report
CREBとその転写共役因子CRTCによる動脈硬化発症・進展抑制機序の解析
Project/Area Number |
19K09029
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
井形 元維 熊本大学, 病院, 助教 (40599099)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒木 栄一 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (10253733)
本島 寛之 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 特任准教授 (40398201) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | CREB / CRTC2 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、転写因子CREB(cAMP response element binding protein)の動脈硬化における役割、CREB共役因子CRTC(CREB regulated transcriptional coactivator)との関連を明らかにすることを目的とし研究を開始した。まず血管平滑筋細胞においてCREB, CRTC2の発現を確認した。次にアデニル酸シクラーゼ活性化作用を持つForskolin刺激にてCREBリン酸化及びCRTC2活性化・核内移行を確認、さらにForskolinは血清刺激による血管平滑筋細胞の増殖及び遊走を抑制した。またCREB標的遺伝子であり、血管新生促進因子であるCYR61/CCN1に注目し研究を進めた。Forskolin刺激はSIK(Salt-inducible kinase)を介したCRTC2依存的にCYR61の発現を抑制した。CRTC2はCREB非依存的にCYR61の発現を抑制、さらにForskolin非存在下でもCYR61の発現を抑制した。CRTC2はCREB co-activatorとして遺伝子発現を活性化するのみでなく、CREB非依存的に遺伝子発現を抑制する作用を有することが示された。
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