2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a novel method to generate human iPS cell-derived dendritic cell progenitors and their effectiveness
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19K09105
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
米戸 敏彦 東京医科大学, 医学部, 客員講師 (10837628)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
善本 隆之 東京医科大学, 医学部, 教授 (80202406)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 単球細胞株 / 樹状細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、単球細胞株由来の抑制性DCの作製と、新たな方法として、阻害剤等の低分子化合物によるダイレクトリプログラミングによる単球細胞株の作製の可能性について検討を行った。
(1) 免疫抑制DCの作製:性千住先生らの方法に従い、ヒトCD14+単球細胞に細胞生存や周期に関わるc-MYCやBMI1、BCL-2の遺伝子を遺伝子導入しGM-CSFとM-CSFで培養を続け、2、3週間すると強く増殖してくる細胞が現れ単球細胞株を作製した。この細胞に、さらに、IL-4も加えてDCヘ分化誘導する際に、デキサメタゾンやIL-27、IL-35、IL-10、PGE2を共存させ免疫寛容性DCを分化誘導する条件で分化誘導した。免疫抑制活性として、ヒト末梢血単核求より精製したCD4+T細胞を抗CD3抗体と抗CD28抗体で刺激し細胞増殖を誘導する系に、これらのDCを共存させて、CD4+T細胞の増殖抑制能力を検討したところ、どの条件でも強くはないが増殖を抑制する傾向が見られた。
(2) 阻害剤等の低分子化合物によるダイレクトリプログラミングの検討:最近、マウス初代肝細胞をROCK阻害剤とTGF-β阻害剤、GSK3β阻害剤存在下で培養すると、増殖可能な前駆細胞が誘導されることが報告された。そこで、ヒトCD14+単球細胞に、同様に種々の阻害剤や活性化剤存在下で培養し、増殖性の高い細胞が増えてこないか検討した。その結果、一過性に増えてくる細胞も見られたが、数回の継代で絶えてくる細胞ばかりのようであり、さらなる細かい条件検討が必要であった。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] A chaperone-like role for EBI3 in collaboration with calnexin under inflammatory conditions.2021
Author(s)
Watanabe A, Mizoguchi I, Hasegawa H, Katahira Y, Inoue S, Sakamoto E, Furusaka Y, Sekine A, Miyakawa S, Murakami F, Xu M, Yoneto T, Yoshimoto T.
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Journal Title
Front Immunol.
Volume: 12
Pages: 757669
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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