2019 Fiscal Year Research-status Report
大腸癌腹膜播種に対する腹腔内化学療法におけるドラッグデリバリーシステムの工夫
Project/Area Number |
19K09115
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
江本 成伸 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (30803267)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石原 聡一郎 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (00376443)
田中 敏明 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30647540) [Withdrawn]
畑 啓介 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (60526755) [Withdrawn]
野澤 宏彰 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (80529173)
川合 一茂 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80571942)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 大腸癌 / 腹膜播種 |
Outline of Annual Research Achievements |
大腸癌細胞株Colon26を用いて、各薬剤の細胞増殖に与える影響を評価するためにMTSアッセイを行った。実験試薬としては、当初パクリタキセルとナノ粒子化パクリタキセルであるNK105を使用する予定であったが、大腸癌に対するキードラッグであるイリノテカンとその前駆体であるSN38をミセル化したNK102を入手することができたため、そちらを用いることとした。 細胞濃度を5×10^4、1×10^4として、SN38とNK012、および比較のため5FUを濃度を変えて投与し、細胞増殖に与える影響を評価した。いずれの薬剤も用量依存性に細胞増殖の抑制が見られ、概ね実験前に予想した結果であった。 現在、BALB/cマウスの腹腔内にColon 26を注入し、播種モデルの作成を行うための準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定通り細胞実験は進行した。動物実験の準備を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
予定通り動物実験を行う。
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