2020 Fiscal Year Research-status Report
大腸癌腹膜播種に対する腹腔内化学療法におけるドラッグデリバリーシステムの工夫
Project/Area Number |
19K09115
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
江本 成伸 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (30803267)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石原 聡一郎 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (00376443)
田中 敏明 東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (30647540) [Withdrawn]
畑 啓介 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (60526755) [Withdrawn]
野澤 宏彰 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (80529173)
川合 一茂 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (80571942)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 腹膜播種マウスモデル |
Outline of Annual Research Achievements |
Balb/cマウスの腹腔内にColon 26を注入し腹膜播種モデルを作成した。注入する細胞数を10万個として接種した。その後、7,14,21日目にそれぞれ1mlに調整した、①PBS(コントロール)、②SN38:4mg/kg、③NK012:10mg/kg、④NK012:30mg/kgを腹腔内投与した。接種より23-29日目にマウスを安楽死させ解剖した。播種重量の平均は①>②>③>④となり、①と③では統計学的有意差を認めた。しかし、腹膜播種腹膜播種によるマウスの死亡、薬剤による副作用と思われるマウスの死亡が比較的多く見られ、再現性のあるデータが得られなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究概要に示したとおり、動物実験において再現性のある結果が得られていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
動物実験における接種細胞数、薬剤濃度条件を複数に設定して再実験を計画する。ただし、当初予定より多くのマウスが必要となるため、一旦計画を中止し、ウサギを用いた薬物動態の研究を先に行うことも検討している。
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