2020 Fiscal Year Research-status Report
自己免疫性肝炎モデルに対するファルネシル化の効果の検討
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19K09374
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
白水 和宏 九州大学, 大学病院, 助教 (30568960)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
赤星 朋比古 九州大学, 医学研究院, 准教授 (20336019)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ファルネシル化 |
Outline of Annual Research Achievements |
コンカナバリンAを投与し、急性肝不全モデルの作成に成功した。急性肝不全モデル群は急激な肝臓酵素の上昇と炎症性蛋白の上昇、組織学的にも炎症を認めた。コンカナバリンに加え、今回の試薬であるファルネシルトランスフェラーゼ阻害薬を投与した群ではそのような炎症反応の上昇が抑制される結果であった。メカニズム的にも免疫機能の抑制を機序に抑制効果が得られることを観察することが出来た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
大学院生の協力もあり、現時点で論文作成まで行われている。当初予定にになかった免疫染色の実験も順調に終えることでき、内容的に機序の解明に役立つ結果を得ることが出来た。
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Strategy for Future Research Activity |
免疫機能の検査としてCD4/8に関してフローサイトメトリーを用いて、検討を行ったが、それ以外の関連も今後検討していく方針である。
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Causes of Carryover |
コロナ禍で思うように実験ができなかった。免疫染色の抗体やオンラインでの学会での情報取得を目指す。
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Research Products
(1 results)