2019 Fiscal Year Research-status Report
A investigation of a role of remote organ failure after tissue injury using our new tissue injury model.
Project/Area Number |
19K09405
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
塚本 剛志 日本医科大学, 大学院医学研究科, 研究生 (20626270)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
増野 智彦 日本医科大学, 医学部, 講師 (00318528)
吉野 由希子 日本医科大学, 大学院医学研究科, 研究生 (80813097)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 骨軟部組織損傷 / 出血性ショック / 外傷後臓器障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
マウスの骨軟部組織をミンチしたもの(以下TBX)を同種マウスに移植する骨軟部組織損傷モデルに出血性ショックを加える、two-hitモデルを作成し、作成24時間後のマウスの血漿中の炎症性メディエータを測定し、外傷後に発生する臓器損傷メカニズムを解明しようとしている。TBX移植と出血性ショックの相乗効果で臓器障害、すなわち炎症反応を惹起することを仮説としているため、個々の侵襲は小または中程度(軽症または中等症)でなければならない。TBX移植に関しては動物の体重の15%前後量のTBX移植がマイルドな侵襲であることが、以前の実験で分かっている。出血性ショックに関して、以前はラットを使用していたが、本研究はマウスを使用している。マウスの大腿動脈にカニュレーションを行い脱血し出血性ショックを起こしているが、カニュレーション挿入に難渋し、さらに脱血中または蘇生中に動物が死亡してしまい、十分な検体数を確保することができていない状況である。本研究に有用な出血性ショックモデルの確立に努めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究に有用なマウス出血性ショックモデルの作成に難渋している。 出血性ショック作成中、脱血中または脱血後、あるいは蘇生中に動物が死亡してしまうことが多く、まだ出血性ショックモデルの確立がなされていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
マウス出血性ショックモデルの確立が緊急の課題である。 大腿動脈カニュレーション手技の安定化、脱血総量や脱血のスピードやタイミングの確立に努める。
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Causes of Carryover |
理由:十分な検体数を確保できなかったため、研究に遅れが生じ思うように消耗品が購入できなかった。
使用計画:2019年度に購入できなかった消耗品に当てる予定である。なお、2020年度の研究計画に大きな変更はない。
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