2022 Fiscal Year Research-status Report
ケトン体投与は心停止後症候群の神経学的予後を改善させるか?
Project/Area Number |
19K09420
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
沢本 圭悟 札幌医科大学, 医学部, 助教 (10597529)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長濱 宏史 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (20725676)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 全脳虚血モデル / 心停止 / 窒息 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、ラット全脳虚血モデルにケトン体を投与することでの神経学的転帰の改善を確認することである。 2020年度は、ラット全脳虚血モデルの作製方法について、文献を渉猟して実施可能な方法について検討を重ねた。椎骨動脈と総頚動脈の遮断によるもの、窒息による心停止によるもの、心室細動を導入することによる心停止によるもの、の3つについて検討を実施した。この中で、窒息による心停止の導入によって全脳虚血モデルを作成する方法が最も簡便で再現性が高いと考えられた。 2021年度は、研究機関内で動物実験計画書について承認を受けた。ラットに対して気管挿管を実施し、人工呼吸管理を行い、チューブを閉塞させることで心停止を導入することを予定していたが、予定通りに研究を進めることができなかった。 2022年度は実験系の整備を進め、筋弛緩薬を投与することでの心停止モデルを確立した。しかし心停止モデルの確立に時間を要したため、心停止後の予後や介入については実施することができなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の対応により、令和2年3月から研究に時間が割けない状況が続いていたため。
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Strategy for Future Research Activity |
心停止モデルを確立したため、今後は蘇生後のケトン体投与などの介入による神経学的予後の差異と頭部MRI撮像による器質的変化の差異を調査する。
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Causes of Carryover |
消耗品の購入量が少なかったため、次年度への繰り越しとなった。 実験動物や試薬の購入と頭部MRI撮影費に充てる。
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