2022 Fiscal Year Research-status Report
Iinsight into the prognosis of medulloblastoma patients with detection of 2HG on 3T-MR spectroscopy
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19K09522
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
岡本 浩一郎 新潟大学, 脳研究所, 特任教授 (60194396)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
棗田 学 新潟大学, 脳研究所, 助教 (00515728)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 髄芽腫 / MR spectroscopy / 2-hydroxyglutarate (2HG) |
Outline of Annual Research Achievements |
研究計画では年2名程度の新患髄芽腫 (MB) の MRS を LCModel 解析する想定であるが、昨年度迄の4年間で想定通り8名の新患MB(男4名、女4名、年齢6~35歳)、MBと鑑別の必要な小児後頭蓋窩神経膠腫4名(男4名、年齢2~8歳)のMRS LCModel解析を行うことができた。本年度は新患MB例はなく、1例の小児後頭蓋窩神経膠腫(退形成性上衣腫 3歳 女)の MRS LCModel 解析を行い、MBと鑑別の必要な小児後頭蓋窩神経膠腫 合計5名(男4名、女2名、年齢2~8歳)のMRS LCModel解析を行うことができた。 昨年度までの解析で MB ては N-acetylaspartate (NAA) の著明な低下、Lactate (Lac)とLipie (Lip), macromolecule (MM)の増加、taurine (Tau) の出現、myl-Inositol (Ins)/creatine (Cr), glutamin (Gln)/Cr, glutamate (Glu)/Cr 上昇が認められる。 今年度の退形成性上衣腫例の解析では NAA著明低下、Lip + MM 増加、Ins/Cr, Gln/Cr, Glu/Cr 上昇は認められるものの Tau 増加は見られず、2HGは検出されなかった。MB と 非MB(退形成性上衣腫・毛様細胞性星細胞腫などの神経膠腫)の鑑別に Tau 増加の有無が有用な所見と考えられた。 MRS撮像MB患者の再発は認められていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度は非髄芽腫(退形成性上衣腫)1名の MRS 撮像であったが、4年間でMB8例、鑑別を要する小児後頭蓋窩神経膠腫5名の解析を行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
今後(来年度)は研究計画最終年度であり、前半に髄芽腫 (MB) を含めた新たな対象患者のMRS撮像・解析を実施できれば、それらを加えて統計解析を行う。 MB に特徴的なMRS所見の検出と確認を試み、MBの診断・鑑別診断に有用性について検討する。分子生物学的な所見との関連も可能であれば解析する。 今後再発・非再発症例が確認される場合は、再発・非再発2群間でのMRS所見の違いを検討してゆけると考えられる。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染の影響で研究打ち合わせを対面でなく Web を用いて行った。 またMRS 解析患者さんが1名であったため、必要経費が予定より少なかった。
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Research Products
(4 results)