2020 Fiscal Year Research-status Report
Macrophage in glioblastoma activates receptor tyrosine kinase
Project/Area Number |
19K09529
|
Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
貞廣 浩和 山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (50509320)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 膠芽腫 / 腫瘍関連マクロファージ |
Outline of Annual Research Achievements |
免疫不全マウスを用いてヒト膠芽腫細胞を移植し、脳腫瘍モデルを作成した。この腫瘍から腫瘍関連マクロファージを採取することはできたが、前年度も挑戦したこのマクロファージのリン酸化研究がうまくいかず、断念した。 そのため、移植マウスを再度作成し、腫瘍関連マクロファージの機能や生存に強く関わるcolony stimulating factor-1 (CSF-1)の阻害薬であるBLZ945を投与し、生存曲線を作成した。これも初回ではうまく投与ができていなかったため、有意な生存の延長が得られなかったが、繰り返した結果、有意な延長が得られた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
腫瘍関連マクロファージの採取はできたがリン酸化の研究がうまくいかず、特定の蛋白の同定をすることができなかった。そのため、腫瘍関連マクロファージの機能を低下させる薬剤投与に変更した。
|
Strategy for Future Research Activity |
BLZ945を投与する研究は既に行われており、これにその他のチロシンキナーゼ阻害薬を併用することにより、さらに生存曲線を伸ばすことができるか検討する。 さらにその腫瘍病理から腫瘍関連マクロファージの分布やアポトーシスの誘導なども検討する。
|
Causes of Carryover |
リン酸化の研究がうまくいかず、治療対象が得られなかったため、個々の遺伝子へ研究対象が得られなかったため使用計画から変更が生じた。今後はvivoのデータを集めるべく、脳腫瘍モデルの治療効果を検討する生存曲線を作成するため、マウスモデルに資金を投入予定である。
|