2021 Fiscal Year Annual Research Report
Macrophage in glioblastoma activates receptor tyrosine kinase
Project/Area Number |
19K09529
|
Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
貞廣 浩和 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (50509320)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 膠芽腫 / 腫瘍関連マクロファージ |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度から行っている腫瘍関連マクロファージのリン酸化研究がうまく行かず、これを繰り返したが最終的に断念した。そこで実際のヒト・膠芽腫での腫瘍関連マクロファージの分布に着目することとした。腫瘍関連マクロファージは血管周囲から壊死組織に向かい、浸潤している可能性を見いだし、壊死組織やhypoxiaと関連が深い可能性を見いだした。一方、壊死の少ない部位では腫瘍関連マクロファージの絶対数が少なく観察された。それらを踏まえcell lineをhypoxiaで培養し、そこから脳腫瘍モデルを作成することで通常の脳腫瘍モデルと腫瘍関連マクロファージがどう異なるか、の研究に移行することとした。それらのモデル作成の段階で期限となった。 また脳腫瘍電場療法中に再発した患者の組織標本を用いた腫瘍関連マクロファージの研究にも取り組んだ。初回治療が終わった患者に積極的に脳腫瘍電場療法を導入した。山口県は脳腫瘍電場療法を指導するデバイス・サポート・スペシャリストが少なく、オンラインを用いた導入を行い、その通信機器などの整備を行った。高齢患者が多く、通信機器を使用してサポートすることに最初は難渋していたが、様々な工夫を行うことにより、完全なオンラインで導入できるようになった。1名の患者に再発を認め、その組織標本と初回の組織標本を用い、腫瘍関連マクロファージの分布について解析した。腫瘍の中心部、またその周辺での分布に関して現在解析中である。
|
Research Products
(3 results)