2019 Fiscal Year Research-status Report
関節リウマチにおける関節破壊進行の遺伝学的機構の解明
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19K09583
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
猪狩 勝則 東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (80343557)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 関節リウマチ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、すでに構築済みの複数の免疫細胞を対象としたeQTLカタログに加え、滑膜および軟骨におけるeQTLカタログを構築し、関節破壊に関連する複数の遺伝子多型が複数の遺伝子に与える発現調節異常を統合的に評価することで、未だ十分には明らかにされていない関節リウマチ (rheumatoid arthritis, RA) における関節破壊進行の遺伝学的機構を明らかにし、治療標的となる遺伝子経路を同定することである。これは遺伝子情報のみから関節破壊進行のリスク評価が可能となることを意味し、将来的には得られた知見を元にprecision medicine (精密医療) の構築や創薬につなげることが期待できる。以下の方法を計画している。 ・全ゲノム領域の遺伝子多型同定とインピュテーション、・ゲノムワイド関連解析による関節破壊関連候補遺伝子多型の抽出、・RNAシーケンスによる滑膜組織、軟骨組織における遺伝子発現解析、・組織特異的expression Quantitative Trait Locus (eQTL) カタログの作成、・関節破壊に関連したeQTLの効果を統合した組織特異的なパスウェイ解析 画像データの収集は順調に進捗している。全ゲノム領域の遺伝子多型同定は完了しており、QCも終えている。False discovery rate < 0.01を基準をして関節破壊と関連する遺伝子領域を複数同定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
概ね計画通りに進捗している。
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Strategy for Future Research Activity |
計画通りに進めることを考えている。
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Causes of Carryover |
試薬の購入のタイミングが年度をまたいだ関係で誤差が生じているが、ほぼ計画通りに予算を消化していると考えている。
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