2023 Fiscal Year Research-status Report
Epidemiological and new kinematic analysis for pathology of knee osteoarthritis
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19K09610
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Research Institution | Niigata University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
大森 豪 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (70283009)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古賀 寛 新潟大学, 医歯学総合研究科, 特任准教授 (20838601)
田邊 裕治 新潟大学, 自然科学系, フェロー (60143020)
小林 公一 新潟大学, 医歯学系, 教授 (70296317)
坂本 信 新潟大学, 医歯学系, 教授 (80215657)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 変形性膝関節症 / 疫学研究 / 発症・進行要因 |
Outline of Annual Research Achievements |
・2019年度に実施した膝住民検診で得られたデータを横断的に解析している。さらに、これまでの40年間に行ったデータと合わせることで縦断解析を行い、変形性膝関節症の発症・進行の病態と要因について研究を進めている。 ・研究成果をまとめ、2024年4月にオーストリアのウイーンで開催された国際関節症学会(Osteoarthrits Research International: OARSI)に3演題を発表した。 また、国内主要学会(日本整形外科学会、日本膝学会など)で発表も行った。 さらに、英文論文も発表している。 ・現在までの解析から変形性膝関節症の発症と進行には機械的要因が大きく関与しており、中でも我々は歩行時の膝の横ブレであるスラスト現象が筋力や下肢アライメント、さらに膝関節面傾斜と関連していることを明らかにしている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
・縦断解析のデータ量が膨大であるため、本研究の最大目標である変形性膝関節症の自然経過と関連要因の解明に時間を要している。 ・疫学調査と並行して行っている歩行解析の進捗がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
・縦断データの解析により変形性膝関節症の発症・進行要因を疫学的側面から明らかにし、さらに歩行運動解析より生体力学的評価と組み合わせることで、本疾患の機械的病態を明らかにする予定である。
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Causes of Carryover |
・2023年度はデータ解析をおこない、学会発表と論文化を進めていたが、当初よりデータ解析に遅れが生じた結果、残額が発生した。 ・2024年度は引く続きデータ解析を行うとともに、国内・国際学会の発表および論文化を行う予定。
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