2020 Fiscal Year Annual Research Report
Cartilage protection by mechanical stress - changes of Exosome contents-
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19K09627
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
大月 孝志 岡山大学, 保健学研究科, 非常勤研究員 (10534802)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古松 毅之 岡山大学, 大学病院, 講師 (20432651)
西田 圭一郎 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (80284058)
廣畑 聡 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (90332791)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | エクソソーム / 軟骨細胞 / miRNA / 変形性関節症 |
Outline of Annual Research Achievements |
軟骨細胞に対し炎症性サイトカイン(Interleukin-1β(IL-1β))、炎症性サイトカイン+メカニカルストレスを加え軟骨細胞が培地中に産生するエクソソームを回収し、含有するmiRNA、エクソソーム自身を構成するタンパクを解析する。 miRNAの解析はRNA-seqにて行い、エクソソームタンパク構成の解析はマス分析にて行う。 miRNA解析に必要なエクソソーム、培養上清の量を割り出しパイロット分析を行っている。また、マス分析でも同様に必要量を割り出しサンプル処理、少量によるパイロット分析まで行っている。 また、培養上清から回収したエクソソームを軟骨細胞の培養液に添加して軟骨細胞の再生するマトリックス分解酵素、マトリックス構成成分の発現量の変化をRT-qPCR法にて検出した。現時点では無処理の軟骨細胞培養上清、サイトカインした軟骨細胞培養上清における作用に違いは見られていない。回収したエクソソームは容易に凝集体を形成することが粒子径分布測定で確認されている。粒子径分布と粒子数の両方を揃えることでより正確にサイトカイン処理によるエクソソームの作用の変化を議論する必要があることが分かってきた。細胞レベルでのエクソソームの変化を見出した後に、ラット変形性関節症モデルにエクソソームを投与することで、臨床応用の為の基礎データを収集する予定である。詳細な解析を行うには更に多くの培養上清、培養期間が必要となるが、以降は海外留学より帰国してから再開したい。
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Research Products
(6 results)